ポリスノーツ(PC9801)

【発売日】 1994年7月29日
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム

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【中古】[PS]ポリスノーツ(POLICENAUTS)(19960119)

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

『メタルギアシリーズ』で名を知られるようになった小島秀夫氏が脚本、監督を担当した、『スナッチャー』 に続くSFハードボイルドアドベンチャー第二作。

細部まで作りこんだ世界設定と質の高いシナリオ、シリアスの中に散りばめられたユーモア等、非常に小島色が強い作品といえる。

94年にPC98向けに発売されて以降、後に多くのハードに移植された90年代アドベンチャーゲームの名作の一つ。

近未来、スペースコロニー「BEYOND COAST」で繰り広げられる刑事ドラマ。

「リーサル・ウェポン」「ダイ・ハード」などの往年の刑事もの作品をベースに、各種SF要素を取り入れた構成となっている。

SFアニメでよくある「宇宙という開拓地のロマンやそこにかける希望」などといった明るいテーマではなく、「過酷過ぎる宇宙環境と、そこへ足を踏み入れてしまった人類が直面する限界」という重いテーマが主軸となっている。

更に、麻薬や臓器密売、コロニーという閉鎖環境ゆえの環境問題といった形で現実世界でも問題となっている要素が取り入れられ、重厚な物語が作られている。

しかし終始シリアスかというとそうではない。

何もかも失った自分に唯一残った「ポリスノーツの誇り」にかけ、巨悪に立ち向かうジョナサンの決意などの熱いシーン、ジョナサンとエドの「刑事もの」らしいウィットにとんだ掛け合いのギャグシーン、ブラウン家の一家団欒や、ロレインとクリスの過去の述懐といった心温まるシーンがバランス良く配置されており(あとお色気シーンも)、飽きず、なおかつ気負わずにプレイできる。

コマンド選択式だった前作『スナッチャー』と異なり、本作は画面内の物や人物、特定ポイントを直接カーソル指定する形式を採っている。

これによってオブジェクトを調べたり、人物と会話して情報を集め、物語を読み進んでいく。

製作当時、マウスでの操作が浸透し始めた時期であるのも影響しているのだろう。

この「指定ポイント」の数がかなり多く、返ってくる反応も膨大かつ緻密。

ストーリー上、ジョナサンは「銃撃戦」「爆弾解体」の2つのミニゲームをこなすことになる。

小島作品の伝統というべきか、R-15推奨のアダルトなネタが多い。

進行の基本は「総当り」。

当時のアドベンチャーゲームの宿命である。

練り込まれたシナリオと、様々な工夫によって、90年代のアドベンチャーゲームとしては屈指の「面白さ」をもった名作である。

流石に、よりユーザビリティに配慮したUI、高いグラフィックを持った現在のアドベンチャーに慣れた人からすれば、システム面に引っ掛かる所があるかもしれない。

しかし「宇宙」をただ人類にとって好意的な存在とは描いていない重厚なストーリーは現在でも珍しく、なお通用するクオリティの高さを持っている。

SF好き、アニメ好き、小島作品好き、そしてアドベンチャーゲームが好きならば必見の作品といえよう。

ただし死体描写や「首チョンパ」などのショッキングなシーンが存在する。

そういったものが苦手な人は覚悟しておいてほしい。

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