ドラゴンクエスト(ファミリーコンピュータ)

【発売日】 1986年5月27日

【発売元】 エニックス

【価格】 5,500円

【メディア】 512キロビットロムカセット

【ジャンル】 ロールプレイングゲーム

【プロデューサー】 千田幸信

【ディレクター】 中村光一

【シナリオ】 堀井雄二

【プログラマー】 チュンソフト

【音楽】 すぎやまこういち

【美術】 鳥山明、榎本一夫、土居孝幸

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1986年(昭和61年)5月27日にエニックス(現: スクウェア・エニックス)より発売されたファミリーコンピュータ(ファミコン、FC)用ロールプレイングゲーム。

キャッチコピーは「今、新しい伝説が生まれようとしている」。

当初、本作は単発作品であったため、詳しい人物設定や背景像などはなかったが、ゲームのシリーズ化に伴い、後続作品との関連性を持たせるため、後からさまざまな公式設定が追加されている。

後に発売される『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、本作との関連が深く、この3作は合わせて「勇者ロトの伝説シリーズ」と呼ばれるようになった。

プレイヤーの目的は、伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれた姫を救い出し、そして竜王を倒すことである。

その目的を達成するためには、敵キャラクターであるモンスター(魔物)を倒して経験値とゴールド(このゲームの世界の通貨)を稼ぎ、レベルを上げ強い武器・防具を購入してプレイヤーキャラクターを強くし、探索範囲を徐々に広げていき、また、町の人々から情報を得て、それをヒントに重要アイテムを手に入れて謎を解く必要がある。

主人公にはHP・MP・力・素早さ・経験値・ゴールド・攻撃力・守備力のパラメータが存在する。

経験値が一定値に達するとレベルが上がり、ステータスが上昇したり呪文を覚えたりする。

最高レベルは30。

ゴールドはこの世界の通貨で、後述のさまざまな店で使用する。

主人公の装備品は攻撃力を上げる「武器」と守備力を上げる「鎧」「盾」の3種類で、入手した武器や防具は自動的に装備され、それまで装備していたものがその場で売却または破棄されるシステムになっている。

本作で主人公がMPを消費して使用できる魔法の呪文は全10種類で、最初は一つも覚えていないが、レベルが上がると1種類ずつ順に覚えていく。

道具の代用になるもの(その効果は道具と若干異なる)や、回復呪文、敵の行動を封じる補助呪文、攻撃呪文などが存在する。

これらは敵モンスターが使用してくる場合もある。

フィールド上、ダンジョン(ロトの洞窟を除く)、廃墟の町など、敵のいる場所を歩いていると、突然画面が切り替わり、敵モンスターとの戦闘になる(ランダムエンカウント)。

戦闘が発生した場合は戦闘ウィンドウが開き、モンスターのグラフィックが表示され、戦闘用の効果音が流れ、地上の場合のみ戦闘背景も表示される。

本作での戦闘は常に主人公と1体のモンスターによる1対1である。

これは本作がRPG初心者に向けたゲームとして設計されているためである。

本作はRPGという性質上、ゲームを始めてからエンディングを迎えるまでに時間がかかるが、バッテリーバックアップなどの記録機能を実装していないため、一度ゲームを中断して電源を切ったあと、パスワードを入力することで次回にその続きからプレイできるようになっている。

中断するときは、ラダトーム王に話しかけることによって画面に表示される「復活の呪文」と呼ばれるひらがな20文字のパスワードを書き留め、次回ゲームを開始するときに画面にパスワードを正しく入力すれば、中断したところから冒険を再開することができる。

ただしパスワードを1字でも間違えるとゲームを再開することはできない。

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