たけしの挑戦状(ファミリーコンピュータ)

【発売日】 1986年12月10日

【発売元】 タイトー

【価格】 5,300円

【メディア】 1.64メガビットロムカセット

【ジャンル】 アクションアドベンチャーゲーム

【ディレクター】 福津浩

【デザイナー】 ビートたけし

【プログラマー】 森永英一郎

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1986年12月10日にタイトー(現・スクウェア・エニックス)が発売したファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。

タレントのビートたけしが監修した作品。

「ポリネシアンキッド 南海の黄金」というサブタイトルも付けられている。

当時ファミコンに夢中になっていたビートたけしの「今までにない独創的な発想を入れたい」という意図が反映され、数々の斬新な内容が盛り込まれている。

キャッチコピーは「謎を解けるか。一億人。」で、ソフトのパッケージ表面には「常識があぶない。」(販促用のポスターでは「あぶない」の「あ」の字が鏡文字になっている)と称し、裏面ではビートたけし自ら「今までのゲームと同じレベルで考えるとクリアー出来ない」とコメントしている。

また広告には「成功確率 無限大数分の1」と書かれていた。

CMは、たけしが『雨の新開地』を歌うシーンと、たけしがIIコンのマイクに向かって「出ろ!」と言い、宝の地図が出てくるシーンの2パターンがあった。

どちらのCMもゲーム攻略のためのささやかなヒントになっている。

しかし、本作の発売前日に、たけしおよびたけし軍団による「フライデー襲撃事件」が発生。本作は予定通り発売されたが、放送されていたテレビCMは打ち切られた。

パッケージには「ビートたけし、ファミコンソフト第1弾!」と書かれており、のちに第2弾の『たけしの戦国風雲児』が同社より発売されている。

サラリーマンである主人公がある島に眠っているという財宝を探しに行くという内容。

ゲームシステムはサイドビューのアクションゲームだが、ストーリーはアドベンチャーゲームのように選択肢によって進行していくため、ジャンルとしてはアクションアドベンチャーゲームと言える。

また一部シーンにはシューティングゲームも含まれている。

ふとしたことから宝探しの情報を聞き出し、本格的な宝探しに行くためには、まず身の周りのしがらみを取り払い、周到な準備をする必要がある。

「離婚届を出す」「退職届を出す」「恩人を倒す」「カルチャークラブで技能を修得する」などがこれである。

他にも「パチンコの最中にIIコントローラーのマイクで叫ぶ」「宝の地図を出す際に『5分経過後から10分経過する前にIIコントローラのマイクに向かって叫ぶ』か『1時間待つ』」など通常では思い付き難い操作が要求される上に、ハンググライダーを使う場面では、上に自由に移動できないなどの独特の操作性のため難易度の高いシューティングゲームとなる(セスナなどの他の乗り物では着陸が出来ず結局クリア不可能である)。

カラオケで実際にIIコントローラーのマイクを使って歌い高評価を得ないと進めないイベントがあるが、ニューファミコンではマイク機能が削除されている。

マイク機能を使用した謎解きを入れた他のゲームでは、セレクトボタンを用いることでマイク機能の代用としたものが多いが、本作に関しては、IIコントローラーの下とAボタンを押す(バーチャルコンソール版ではWiiリモコン裏側についている「B」ボタンで代用できる)ことでマイク機能を使用しているのと同じ判定がなされる。

これは旧型のファミコンでもマイク機能を使わずに同様の操作を行えばマイク機能を使用しているのと同じことになるためである。

なお、マイクで音を判別しているとはいえ、後のゲームのように音声認識であったり、音程を判別する機能はないために、実際に歌唱力がなくともメロディの部分で息を吹きかけるだけで歌ったことになる。

パスワードなどのゲームクリアに必要な情報が解析本(攻略本)以外の形でもリークされていた。

しかし、インターネットなど普及していない当時では、そのリーク情報も限られた範囲にしか伝わらなかったようである。

代表的なものとして「すきすきすきすきすき すきすきすきすきやき」があり、これを使うと飛行機の資格を持ってひんたぼ島から開始できるが、クリアに必要なハンググライダーの資格を持っていないためクリアすることができない。

また、オープニング画面でパンチを3万回程度繰り出せば(約1時間必要)エンディング直前の状態からスタートし、エンディングを見られるようにもなっている。

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