源平討魔伝(ファミリーコンピュータ)

【発売日】 1988年10月21日

【発売元】 ナムコ

【価格】 4,900円

【メディア】 1.5メガビットロムカセット

【ジャンル】 ボードゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

名作の誉れ高いアクションゲームである、アーケード版『源平討魔伝』。

本作はそのファミコン移植(?)だが、何をどう間違えたか、ジャンルが変わってボードゲームになってしまった。

そのため、FC移植を待ち望んでいたユーザーの不評を買うことになってしまったのである。

本作はカセット本体だけでなく、地図やコマやカードなどの付属品が同梱されている。

「コンピュータボードゲーム」とあるように、本作はこれら付属品も用いて遊ぶようになっている。

主人公の「景清」のコマを操って、陣取り合戦のように支配国を増やしつつラスボスの「頼朝」打倒を目指す。

壇ノ浦周囲の国からスタートし、各国を回りながら鎌倉を目指すというところはアーケード版と同じなのだが…。

1人プレイでは頼朝を倒せばクリア。

クリア時の年貢に応じて称号がもらえる。

プレイヤーが別の国へ移動する度に頼朝の侵略が行われ、頼朝に帝領を除く全ての国を支配されるとゲームオーバー。

敵を倒したり景清を成長させたりRPG的な要素はあるのだが、最初にその国を攻め込む時にくじを引き、その結果で難易度が異なってしまうため単なる運ゲーと化してしまう。

さらに、三種の神器のひとつ「八咫の鏡」の特殊攻撃全無効化能力があまりにも強力すぎるため、後半はただの作業ゲーと化してしまう。

結果としてAC版ユーザーからは不評、ボードゲームとしてもシミュレーションとしてもRPGとしても中途半端な出来に仕上がってしまった作品。

様々な事情があって苦肉の策として発売したのだろうが、せめて別ジャンルとして出すならば本格的なRPGとかにしてくれれば、AC版経験未経験問わず多くのユーザーから納得してもらえたのではないだろうか。

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