【発売日】 1990年7月31日
【発売元】 学研
【価格】 8,500円
【メディア】 4.64メガビットロムカセット
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
かつて「世界三大RPG」と謳われた『Might and Magic』 。
当時のRPGとしては膨大なボリューム、ダンジョンはおろかフィールドまで全て3D表示されたグラフィック、プレイヤーによってシナリオ進行が変化する「小クエスト並立制」などがM&Mの特徴である。
本作はそのシリーズ第一弾『Secret of The Inner Sanctum』のFC移植版である。
しかし、多少アレンジしつつもゲームシステム、バランスはオリジナル版に近い形で移植してしまったため、ファミコンのメインターゲットである小・中学生がサジを投げる事態が続出してしまった。
ゲームを開始すると、突然広い世界に一人、無一文でいきなり放り出される。
その後はどこに行って、何をするかは全て自分自身で判断しなければならない。
探索を進めることでゲームの目的ははっきりしてくるのだが、ゲームバランスの厳しさも相まって、ゲームを途中、ヘタをしたら序盤で投げる人が非常に多かった。
このゲームにはオートマッピング機能や受注中のクエスト情報・重要情報を記録するオートメモ機能などはない。
しかしマッピングしなければクリアできないダンジョンがあり、広大なフィールドのあちこちで断片的に得られる重要情報を手動でメモしそれを纏めて解読しなければ突破できない仕掛けが存在する。
シリーズファン及びPC版経験者にはストーリー関連の改変で批判され、新規ユーザーからはあまりの高難易度のせいでクソゲー扱いされるという哀しき運命を背負った作品。
途中でゲームを投げ出した人は数知れず、気の短い人は最初の町から出ることすらできなかった。
懐かしのクソゲーの話題になった時本作の名が挙がることも多く、今の基準で見るなら間違いなく「ゲームバランスが悪すぎるクソゲー」であろう。
しかし、一方で本作の特長である広大な3Dマップとフリーシナリオが斬新に映った人も多く、異常な難易度もバグも跳ね除けどっぷりとハマる者も続出。
そういう意味では典型的な「賛否両論ゲー」である。
また、「世界三大RPGの一つを手軽に楽しめる」「アレンジされた部分はおおむね好評」であることを考えれば、「良移植」とも言えたりする。
人によって評価の分かれる、判定の難しい作品と言えよう。
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