【発売日】 1991年12月29日
【発売元】 ユタカ
【価格】 7,800円
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
SDキャラクター全盛期のSDウルトラマン『ウルトラマン倶楽部』の第3作目。
前作『ウルトラマン倶楽部2』が良作と謳われる出来だったため、それなりに期待は大きかったと思われる。
しかしそんな期待とは裏腹に、子供たちはこのゲームを遊ぶことによって、多大な絶望と精神的苦痛を味わうことになるのである。
宇宙警備隊員のウルトラマン(通称・マン)は村長の願いを受け、キングマイマイの捜索に向かう。それを発端として明らかとなる敵の侵略計画にウルトラ兄弟は立ち向かっていくことになる。
エリアは主に3つに別れ、その現場を担当するウルトラ兄弟が、それぞれで発生する事件を解決していく。
普段目立たないキャラクターが大活躍する。
ウルトラの母がガチの戦闘キャラとして使えるゲームはこれくらいだろう。
全てのステータスが誰よりも高く、本作の最強キャラクターになっている。
ウルトラ兄弟の中では影が薄くなりがちなゾフィーや新マンも、このゲームでは第一線で頑張ってくれる。
コアなファンなら必見かもしれない。
怪獣やウルトラマンのドット絵は良くできている。
攻撃したり、ダメージを受けたりするアニメーションは結構頑張っている。
前作から劣化したシステムや微妙な要素がそこかしこに見られ、全体的にプレイヤーの精神をじわじわと蝕んでくるような作りになっている。
突出したクソ要素こそないが、総合的な「つまらないゲーム」としての完成度はなかなかのもの。
エースロボットバグに関しては擁護不能であり、商品失格レベル寸前である。
ただ戦闘バランスはクソなりに安定しており、根気と忍耐さえあれば必ずクリアできる内容には収まっている。
そう、これはあくまでゲームとプレイヤーの精神力の戦いなのだ。
今から遊ぶ価値はよほどのマゾゲー好きでもない限りはないだろうが、過去に理不尽なダンジョンやエースロボットバグで挫折した経緯のある当時のプレイヤーは、この記事をきっかけにリベンジを果たしてみてはいかがだろうか。
ストーリーはともかくとして、数年越しのエンディング画面にはいろいろとこみ上げてくるものがあるはずである。
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