【発売日】 1991年12月31日
【発売元】 東芝EMI
【価格】 8,600円
【メディア】 8メガビットロムカセット
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『AC』をSFCに移植した作品。
よく誤解されがちだが、本作はあくまでも『AC』の移植であり、『III』の移植では無い。
もちろん、『AC』自体が『III』の移植なので本作も共通点が多いが。
基本的には『AC』と同内容だが、本作独自の要素も存在する。
ステージ6と最終面であるステージ8が独自の内容に差し替えられている。
ステージ6は無人防衛システム「ケルベロス」と戦う点は同じだが、出で立ちや攻撃方法が大幅にアレンジされており、殆ど別物になっている。
また、ケルベロスを破壊した後に隕石群が飛来し、更にそれを抜けると本作オリジナルのボスと戦う展開になる。
ステージ8は有機物の体内のような、R-TYPE風のシーンに切り替わる。
最終ボスであるオーン皇帝「カウ・ス」も生物的。
一部のステージ・ボス戦のBGMが本作独自の物に差し替えられている。
『III』と同様、オプションでフルオート連射の有無の設定が可能になっている。
グラフィックの移植度は良好。
多重スクロールやラスタースクロール等、背景もしっかりと再現されている。
ハードスペックの関係上、処理落ちが頻発しゲームテンポがかなり悪くなっている。
画面上に敵が全くいなくても、上下方向にミサイルを発射する武器「ファイヤー」を使うだけで必ず処理落ちが発生してしまったりする。
これまでメガドライブにしかソフトを供給していなかったテクノソフトが、それなりに頑張ってSFCに移植した意欲はうかがえる。
しかし、BGMの出来の悪さや処理落ち多発等による完成度の低さでシリーズファンからは悪評を得てしまい、『AC』共々黒歴史扱いされるハメになった。
尤も、目立ったところもないが特にゲームとして出来の悪い部分もない『AC』と本作を同一視しようとするのもどうかという話ではあるが。
皮肉にも、ファンの心を2度ブロークンした続編が発売されてからは、オリジナリティの良さなどから再評価される傾向にある。
と言っても「VIよりはマシ」程度な意見が殆どであり、やはり根本的な評価は低いままである。
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