【発売日】 1992年8月7日
【発売元】 カプコン
【価格】 7,500円
【メディア】 8メガビットロムカセット
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
ワイヤーを射出し、画面上で弾むボールを全て割ればステージクリア、というシンプルな作りのゲーム。
ハドソンがPC-6001で発売した『キャノンボール』を開発元のミッチェルがアレンジした『ポンピングワールド』(海外向けタイトルは『パン』及び『Buster Bros.』)の続編(シリーズ二作目)にあたる作品。
開発元のミッチェルは「パズルシューティング」、家庭用に移植を行ったカプコンは「アクション」または「パズルアクション」と銘打っており定義がかなり曖昧。
しかしそうなってしまうに足るだけの要素が詰まったゲームである。
プレイモードは2つ。
全40ステージ面クリア型の「ツアーモード」とゲームオーバーになるまでひたすらボールが落ちてくる「パニックモード」
操作はレバー4方向で左右移動、梯子の昇降。
ボタンは一つでワイヤーの射出。
たったこれだけ。
ワイヤーはプレイヤーキャラの足元から上方へ一直線に伸びていく。
天井かボール、破壊可能なオブジェクトに触れるまで伸び続け、画面に残っているうちは次弾は撃てない。
ボールには大きさがあり、ワイヤーに触れるたび一回り小さくなって二つ(一部四つ)に分裂する。
一番小さいサイズをワイヤーに当てて初めて消滅する。
ルールは単純明快、操作もレバー一つにボタン一つと非常にシンプルでとっつきやすい。
ただしそのシンプルさとは裏腹にゲームは非常に奥深い。
ボールは分裂するし、オブジェクトも足場になったり囲いになったりするのでただ闇雲に撃ちまくればよいと言う物ではない。
またそれぞれのステージにはそれらを見越したかのようなパズル要素が仕込んである。
簡単そうに見えて制限時間が極端に少なかったり、開幕からボールが絨毯爆撃の如く襲ってきたり、足元に隙間が開いていてボールをこぼすと下から襲われたりとバラエティに富んでおり、一筋縄ではいかない。
見た目の単純さとは裏腹に、手も目も頭も(もちろんよい意味で)忙しいゲーム。
ステージが進むごとに緻密なキャラ移動や正確な射撃、有効な破壊手順やルート構築など色々な要素が要求されるようになるので、プレイすれば自ずとジャンルの定義が曖昧になってしまう理由もわかってもらえるだろう。
アーケードの筐体はもう現在では見ることはかなり困難だが、簡単で分かりやすい&序盤の難易度は低いため、小規模なゲームコーナーなどでは意外に残っていたりもする。
また、ゲームアーカイブスに前作と次回作がセットになった『スーパーパンコレクション』が配信されているのでわざわざ筐体を探さなくても問題なく遊ぶことはできる。
多少の欠点こそあるものの十分に良作と言える出来なので、ゲームが好きならば是非一度はプレイして頂きたい作品である。
[game-1]Super Pang(最新無料動画を楽しみましょう♪)