【発売日】 1992年12月6日
【発売元】 スクウェア
【価格】 9,800円
【メディア】 16メガビットロムカセット
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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【中古】 ファイナルファンタジーV/PS
【中古】【箱説明書なし】[SFC] ファイナルファンタジーV(FINAL FANTASY V / FF5)(19921206)
概要 (説明は『Wikipedia』より)
ファイナルファンタジーシリーズの第5作目で、SFC版シリーズの第2作目。
「III」のジョブチェンジシステムを発展させ「ジョブ毎の様々な能力を他のジョブ使用時に自由に付加できる」という自由度の高い育成要素、それによる様々な制限プレイの誕生、笑いあり涙ありの感動的なシナリオによって大きな人気を集め、シリーズ初のダブルミリオン(200万本)を記録する大ヒットとなった。
IIIの要素を色濃く受け継ぎ、22種類の多様なジョブ(職業)を選択できる。
戦闘中以外ならいつでもノーコストで変更することが可能。
通常の経験値とは別に、ABP(アビリティポイント)というジョブ経験値が追加された。
ABPを貯めてジョブのレベルが上がると、ジョブごとの固有能力「アビリティ」を覚えることができる。
覚えたアビリティは他のジョブにも流用できるため「白魔法の使えるナイト」や「ジャンプが使える黒魔道士」といった自由度の高い戦闘が可能になった。
この作品を境に、通常の経験値以外のさまざまなキャラ成長要素を搭載したRPGが増えた。
前作IVから引き継がれた戦闘システム「ATB(アクティブタイムバトル)」には、行動開始までの待ち時間を示すバーが追加。
各キャラの行動順が視覚的に分かりやすくなり、現在のATBに近い形になった。
これらのATBとアビリティ習得(ABP)の要素は、以降の多くの同シリーズ作に形を変えて搭載された。
結果的にこの作品が戦闘システム面でのFFらしさを確立したと言ってもいい。
植松氏の手による音楽は北欧の民族音楽にインスパイアされたという無国籍調の雰囲気の楽曲が多く、単純な西洋ファンタジー的世界観に留まらない独特な世界観を構築している。
アビリティシステムや補助魔法、敵・ボスのクセのある行動パターンや耐性により、レベルを上げるよりも装備品やジョブ、アビリティの組み合わせを良く考える方が有効である。
「神竜」「オメガ」というゲーム本筋とは関係のない、いわゆる『隠しボス』が導入されたゲームでもある。
また、特にイベントもなく期間限定ではあるが「ギルガメ」という隠しボスもいる。
当時はまだ「ラスボス以上に強い隠しボス」という概念がほとんど確立されていなかった時代であり、有名作品でこのような非常に印象に残る形で登場したことで、RPG作品全体に大きな影響を与えたと言っていいだろう。
オメガは神竜とともに「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズなどにも出演し、ラスボスを上回る戦闘力を見せつけた。
このようにラスボスよりも強い隠しボスの代表的な例となった。
シナリオは前作や次回作と比べて非常にシンプルかつ王道的なものであるが、ギャグあり感動シーンありでよくまとまっている。
キャラの喜怒哀楽表現からくる演出も相乗効果となって評価は高い。
総ジョブ数21・総アビリティ数100。
これに比べて敵からの入手ABPの量があまりに少なく、ジョブのレベル上げには莫大な労力を要する。
ストーリー重視で育成面の自由度が低かった前作『IV』の評価を踏まえ、本作ではシステム面での充実が図られることとなった。
上級職としての意味合いが強かったIIIのジョブチェンジシステムを受け継ぎながらも再構築し、ジョブごとの個性を高めアビリティの付け替えを可能とすることでカスタマイズ性を高めた本作のジョブシステムは、現在をしても高い自由度を誇っている。
様々なアビリティはプレイヤーのシナリオ攻略の幅を大幅に広め、プレイヤーの工夫次第で低レベル攻略や様々な縛りプレイを可能とするまでになった。
またアビリティが絡むコレクション要素も追加され、これまでコレクション要素といえばアイテム収集くらいしかなかった当時のRPGに新しい風をもたらした。
これも本作を語る上では欠かせない要素であろう。
また前述のように本作でのレベルアップ以外の成長をもたらすABP(アビリティポイント)の概念は、以降のほとんどの同シリーズ作に形を変え搭載された。
それまでのシリーズ作の多くが経験値のみによる成長であったことを考えるとシリーズの大きな転換点といえるだろう。
様々な新要素を詰め込んでいるが、評価はされどそれらによる目立った欠点もなく、システム以外にもシナリオ・BGM・グラフィックも高い評価を受けている。
シリーズのノウハウをうまく還元し作られたといえる本作は、まさに名作と呼ぶにふさわしく、FFシリーズの中でも特に根強い人気を誇っている作品のひとつである。
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