【発売日】 1993年8月27日
【発売元】 エンジェル
【価格】 9,800円
【メディア】 12メガビットロムカセット
【ジャンル】 アクションゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
社会現象を巻き起こした漫画及びアニメ『美少女戦士セーラームーン』のゲーム化作品。
スーパーファミコンでは初のゲーム化タイトルで、ジャンルはベルトスクロールアクションとなっている。
原作では必殺技を駆使して戦う可憐な美少女戦士に、『ファイナルファイト』ばりのマッシブな肉弾戦をやらせるというミスマッチ具合が話題を呼び、特に原作ファン以外(の男子)からはバカゲー・クソゲー的な扱いを受けることが多かったが、原作の雰囲気を大事にした作りで高く評価されている。
基本的な操作方法やシステムは一般的な『ファイナルファイト』系と同じだが、本作独自のシステムとしていわゆる飛び道具の必殺技とプレイ評価システムがある。
グラフィックは見やすくて、当時としてはきれいである。
キャラクター設定に忠実なキャラクター性能と技を持っている。
セーラー戦士とちびうさにボイスがあり、全キャラクター合わせて39種類とボイスが豊富にある。
5つあるステージはすべてアニメに登場した場所。
ステージ順に、十番商店街、夢ランド、秘密工場、ムーン・キャッスル、ダーク・キングダム。
「セーラームーン版ファイナルファイト」とでも言うべきシステムは、そのギャップと見た目からクソゲー扱いをされやすい。
しかし、実際の内容は、多少の癖はあるものの十分にゲーム単体で遊べる出来であり、オリジナリティのある良作に仕上がっている。
少女マンガ原作とは思えないほど高い難易度がネックではあるが、キャラクターバランスとゲームバランスは良好であり、女の子には難しいというだけでとびぬけて高すぎるというほどでもない。
メインターゲットであろう女子層に対してもきちんと救済措置が用意されている。
大人数のプレイヤーキャラクター、敵の同時出現数、処理落ち対策、ボイスの豊富さをはじめ、ハード性能や容量に負けずに当時の技術をフル活用しており、純粋なベルトスクロールアクションファンにも十分に楽しめる。
原作らしかぬ演出も見受けられるが、原作の雰囲気はきちんと保たれているので、ファンならやってみて損はない。
「美少女戦士セーラームーンのゲームを作ろう!」という意気込みが伝わってくる、力作といって差し支えない逸品である。
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