【発売日】 1993年9月10日
【発売元】 スクウェア
【価格】 7,900円
【メディア】 4メガビットロムカセット
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
1992年にアメリカにおいて発売された『Final Fantasy Mystic Quest』を和訳し、逆輸入した作品。
タイトルに『USA』と付いているが、開発自体はスクウェアUSAではなく、『Sa・Ga3』と同じスクウェア大阪が開発したもの。
戦闘画面の構成、フィールドでのジャンプなど同作との共通点が多い。
FFシリーズとしては独特なシステムが多いが評価は芳しくない。
ただし『Sa・Ga3』を手掛けた笹井隆司氏による激しいロック調の戦闘BGMやラストダンジョンBGMの評価は高く、「音楽は最高なゲーム」としばしば評される。
ストーリーは一言で言うと「予言の勇者に選ばれた少年が4つのクリスタルの輝きを復活させ、悪の魔王を倒す」という分かりやすい勧善懲悪ものであり、当時のFFとしては珍しいシンプルなストーリーとなっている。
フィールド移動は、町やダンジョンを線でつないだポイント移動方式となっており、行ける場所が分かりやすく迷うこともない。
本作の舞台は「地・水・火・風」をイメージした4つの地方に分かれており、それぞれわかりやすい特徴を備えている。
難易度を下げるというコンセプトで作られたことからも分かるように超低難易度な作品である。
小学生などでRPG初心者というプレイヤーには向いているかもしれないが、既に他のFF作品をプレイしているプレイヤーにとっては戦闘はただの作業と化してしまうだろう。
ストーリーもシンプルな一本道であり、心を揺り動かす展開もない。
よく言えば鬱展開などに悩まされないが、悪く言えば拙い物語となってしまっている。
システムそのものの破綻はなく、クリスタルと物語をしっかりとリンクさせた世界観は評価出来るし、難しい世界観などを理解しなくてもストーリーが飲み込めるといえる。
ただ『FF』シリーズという名前を冠したため、プレイヤーの目が厳しくなり、結果としてクソゲーの評価をされることも多い作品である。
売上は国内で30万本程度と当時のFFシリーズとしては非常に少なく、あまり話題にされることも多くない作品となっている。
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