【発売日】 1993年12月17日
【発売元】 バンダイ
【価格】 9,800円
【メディア】 16メガビットロムカセット
【ジャンル】 格闘ゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
人気アニメ『ドラゴンボールZ』の対戦格闘ゲーム。
基本システムは前作『ドラゴンボールZ 超武闘伝』を引き継いでいる。
登場キャラはセル編の悟飯・べジータ・ピッコロ・トランクス・セル・セルジュニアに劇場版キャラのボージャックとザンギャが参戦。
今作は悟飯が中心となってストーリーが展開する関係か、悟空はなんとブロリーと共に隠しキャラ扱いになっている。
操作キャラは、サイヤ人はスーパーサイヤ人、ボージャックは肌の色が緑、ブロリーは伝説のスーパーサイヤ人、セルは完全体と、前作のように変身前は登場しない。
キャラゲー的な雰囲気が強い前作と次回作と異なり、全体的に演出やBGMが重くシリアスなのも特徴である。
所謂ストーリーモードである「武闘伝」もシリアスな作風となっている。
前作と比べコマンドの入力受付が甘くなり、必殺技が格段に出しやすくなった。
各動作も機敏になり、より体感的に操作出来るようになった。
前作同様、分割ラインが出ている時にデモ必殺技を撃つと画面が切り替わりド派手な演出が入る。
その表現方法も格好良さも、当時の基準としては最高クラスである。
前作では悟空専用技だったメテオ技と呼ばれる強力な隠し必殺技を、セルジュニアを除く各キャラクターに搭載。
「太陽拳」や「怪光波」といった、ダメージこそないが、相手に隙を発生させる技が追加された。
本作で追加、及び、仕様変更された部分は、よりゲーム性を高め、随所に駆け引きを発生させるものばかりであり、格闘ゲームとしての完成度は非常に高まった。
隠しキャラにブロリーが登場したのはファンを驚かせた。
また主人公である悟空をあえて隠しキャラ扱いにしたのも当時としては斬新であった。
参戦キャラクターが8人(隠しキャラを入れても10人)と、DBゲーにしては少ない。
セルゲームから始まる関係はあるものの16号・18号・20号(Dr.ゲロ)・フリーザがリストラされてしまったのが少々残念。
前作に比べ声の収録数が少なくなった。
セルの「ぶるわぁぁぁ」、ピッコロの「ゴハーーーン!!」、べジータの「なめるなよ~っ!!」といったネタボイスは軒並み無くなってしまった。
当時粗が多いゲームばかりだったドラゴンボールのゲームとしては非常に丁寧な作りの名作。
対戦モードで友達みんなでワイワイと遊ぶのにも最適。
単純にかめはめ波やビッグバンアタックを撃ち合うだけでも楽しめ、極めればターボモードで原作さながらの激しいながらもテクニカルな接近戦や緻密な駆け引きも可能であったりと幅が広く、キャラゲーとしても格闘ゲームとしても良質。
ストーリーモードも充実している為1人でもかなりやり込めるのも、対人戦ありきになりがちな格闘ゲームとしては秀逸なつくりである。
このゲームで確立されたシステムは続編にも影響を与えており、90年代中期の関連シリーズの基礎を築いたといえる。
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