【発売日】 1994年3月11日
【発売元】 コナミ
【価格】 9,450円
【メディア】 16メガビットロムカセット
【ジャンル】 野球ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
後にスポーツゲームNo1シリーズとなる『パワプロ』シリーズの初代作品。
パワプロお馴染みの「サクセス」はまだ存在しないものの(初登場は『3』)、シリーズの基礎は築き上げている。
本作の特徴の一つは「野球ゲームにおけるピッチング・バッティングによる高低差」を取り入れた事。
今までは「投げた後にボールを曲げられる」という現実では有りえない状況も起こせたが、本作では「投げる前にどこへ飛ばすかコースを決める」というルールで行う。
投手と打者の操作画面を一画面で表示しているのも、システム的には大きいものであった。
投げ込まれる位置を予測してミートカーソルを設定してタイミングを合わせてスウィングを行うシステム。
当初の売りである「実況」は、ラジオ中継のような場を盛り上げるものを意識しており当時朝日放送に所属していた安部憲幸アナウンサーが担当。
「実在のプロ野球」も家庭用ゲーム機の野球ゲームで使われる事は本作が初であり、実在感を与えた。
「94年」とタイトルにはあるが本作に使われている選手データは前年にあたる「93年」のもの。
往年のプロ野球ファンにとって懐かしい選手も多いだろう。
選手パラメータでは「チャンスに強い・弱い」「強振を多用する」「人気者」などの「特殊能力」を起用した所が特徴として伺える。
本作特有の特殊能力として当時、西武ライオンズに所属していた秋山幸二氏のみが持つ「秋山」があげられる。
ホームインするとバク転する。
だからなんだと言われればそれまでだが希少性のある能力。
現在の「パワプロくん」よりもずんぐり太っているデザイン。
荒削りなものは多いモノの野球ゲームとして一つの方向性を見せた一作。
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