【発売日】 1995年7月14日
【発売元】 エニックス
【価格】 11,800円
【メディア】 32メガビットロムカセット
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
旅の最中、術によりフィギュアに変えられ神殿に連れ去られた主人公が、自らの世界に戻るため神殿から繋がる7つの世界を探索し、世界の扉を開くカギ「アーク」を探し出す物語。
猫たちが目的も解らず争う世界、子供しかいない世界、色と音を失った世界、一人でしか行く事ができない闇の家と言った、童話的な世界観が特徴。
32Mbit(ファイナルファンタジーVの2倍)の大容量ROMを使用。
知恵、力と言った様々な得意分野を持つアークを武具に宿らせる、シンボルエンカウントに近いシステム(敵は直接見えず、レーダーで位置を把握する)など、少々変わったシステムを擁するが、大作ラッシュの時期と被ったためマイナー作品、或いはワゴンセールの常連となってしまった。
神殿のある島を探索し、各所に置かれたオブジェクトの謎を解くと冒険の舞台となる世界への入り口を発見できる。
オブジェクトを調べた時はコマンド式アドベンチャーゲームのような画面になる。
神殿の島だけでなく、各世界でもこのモードになる場所がある。
各世界への入り口がどこにあるかのヒントは哲学的な表現で曖昧にしか伝えられず、謎解きはスライドパズルやチェスの駒を用いたものなど様々。
2000年以降で言うミニゲーム要素が強い。
ファンタジーRPGの体裁を採っているが、全体を通して「生命の誕生」と言う哲学的なテーマを有しており、真っ暗な画面にサイレンの音と赤ん坊の泣き声が鳴り響くエンディングが用意されている。
意図的に説明をぼかした風合いもあり、その強烈な印象がこのマイナーゲームの長く語られる要因になっている。
主人公の固有能力として「フィギュア」というコマンドがあり、モンスターをフィギュア化して手に入れることができる。
米田仁士・山田章博両氏のキャラデザを最大限に生かした、ドット絵の極致に至る幻想的なビジュアル。
今でこそ、リバイバルブーム或いはジャンルの違う続編『ミスティックアーク まぼろし劇場』の存在もあり「隠れた名作」の評価を得ている。
しかしながら、システム面では発売当初で考慮してもかなり古臭い出来と言わざるを得ないため、雰囲気が好きという人以外は楽しめない人を選ぶゲームであるということも間違いない。
…ただし、古臭いと言えども上のリンクの某作品のようにRPGとして破綻したシステムでは無いのでその点は絶対に間違えないように。
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