晦 つきこもり(スーパーファミコン)

【発売日】 1996年3月1日
【発売元】 バンプレスト
【価格】 7,800円
【メディア】 32メガビットロムカセット
【ジャンル】 サウンドノベルゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

この前年に同じパンドラボックスが開発したSFCソフト『学校であった怖い話』に続く、テキストホラーアドベンチャー第2弾。

6人のキャラから好きな順に怪談を聞いて行き、全て聞くと7話目が始まる。

誰を何話目に聞いたかによって話の内容は変化する。

更に話の中の選択肢によって、更に細かく変化する。

7話目の内容は、6話目に誰を選んだかによって決まる。

つまり、基本となるシナリオの本数は6×7の42本。

…と、前作の基本的なシステムは踏襲されている。

前作が学校を舞台にした話に限定されたため、もっと色々な場所を舞台にした怪談を聞きたいというアンケート結果を受け、「法事の日に集まった様々な職業の親戚が怪談を語る」という設定になっている。

前作のシナリオは基本的に全て社長の飯島健男(現・多紀哉)氏が執筆していたが、本作では氏は序章のみを手掛け、あとは語り手ごとに違うスタッフが書くという形が取られた。

6人の語り手は年齢層が広く、年配の女性や子どももいる。

いずれも一癖ある個性的な面々である。

選択決定までに一定以上時間がかかった場合に特別なルートに分岐したり、どの選択肢を選んだかに関わらずランダムで分岐したりといった方式がある。

数多くのシナリオが詰め込まれた怪談ゲームというコンセプトは『学怖』と同じであり、グラフィックなどのパワーアップも果たしたが、前作ほどの高評価は得られなかった。

それはシステム面やシチュエーション設定などが「前作と比較した場合に見劣りする」との相対的な見方でもあるだろうが、やはり本作のシナリオは、それ自体に魅力が足りていなかったのではないか。

話が多彩に分岐して結末が変わるシステムやサウンドノベルならではの恐怖演出なども、本作発売時点ではみな使い古されてしまっていた。

単体のゲームとしてみれば、システム面に多少不便なところはあるものの、語り手を選ぶ順番によって変化する40本以上ものシナリオを楽しめるサウンドノベルである。

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