【発売日】 1996年3月29日
【発売元】 バンダイ
【価格】 7,500円
【ジャンル】 格闘ゲーム
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新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇【Blu-ray】 [ 矢立肇/富野由悠季 ]
概要 (説明は『Wikipedia』より)
当時放送中だったアニメ『新機動戦記ガンダムW』を元にした作品。
人間ではなく作中に登場したモビルスーツを操って戦うゲームだが、キャラゲー(それも明らかに作品の雰囲気と合致しない格ゲー)で、なおかつ発売元がバンダイと、クソゲーの条件をもれなく備えていた上に、前作に当たる『機動武闘伝Gガンダム』の出来がアレだったため、原作ファンでさえ敬遠していたのだが…。
通常技は素手攻撃の弱、強と武器攻撃の弱、強の4種類。
武器攻撃ではビームサーベルを使ったり、一部の機体はガトリングやビームキャノンを撃ったりと機体ごとの特徴をうまく再現している。
なお、機体同士の距離が離れると一部の機体を除き素手攻撃がバルカンになる。
地上でのダッシュやブーストジャンプ、空中ダッシュ、2段ジャンプ、ホバリング(落下速度の低下)と、当時としては多彩かつ画期的な移動手段を備えておりスピード感も抜群。
空中ダッシュを使った強襲、バックダッシュやホバリングによる回避と、これらを使った駆け引きも非常に熱い。
特筆すべきは、攻撃をガードしながら接近&離脱できる「ガードダッシュ」の存在だろう。
これにより安易な牽制は逆に相手の接近を招き、硬直を狩られることになるため、読み合いが非常に面白くなっている。
更に通常技を繋げるチェーンコンボやそこからのキャンセル必殺技による〆、ダウン状態への追い打ち、空中投げ、投げ抜けと、スーファミの格ゲーながら現在の格ゲーにも搭載されるようなシステムが多数搭載されている。
機体ごとにステージとパイロットが設定されているのだが、ファンならニヤリとする箇所が多数存在する。
登場機体は前期のガンダム5機、トールギス、ヴァイエイト、メリクリウス、ウイングゼロ、そしてラスボスを務めるエピオンの計10機と少ない。
デスサイズヘルやアルトロンなど、改修後の機体が登場しないのは惜しまれる。
発売時期がスーファミ末期だったことや作品の性質故に知名度は決して高くないが、画期的なシステムを多数搭載した「キャラゲーの皮をかぶった良質かつ本格的な格ゲー」であり、まさに隠れた名作であると評価できる。
本作の開発元であるナツメは、この作品以降も『ガンダム・ザ・バトルマスター』等の名作ガンダム格ゲーを数多く生み出しており、「ナツメのガンダム格ゲーに外れなし」とまで言わしめる程の実力を見せつけた。
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