【発売日】 1993年7月23日
【発売元】 ウルフチーム
【開発元】 ウルフチーム
【メディア】 CD-ROM
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
ウルフチーム独立後、初めて作ったRPGであり、同社の看板シリーズの一つ。
ウルフチームらしさが顕著に出ているゲームでもある。
経験値とレベルがないという特異なRPG。
当時としては、それまでにないほどストーリー性、キャラクター性を前面に出している。
基本システムはウィザードリィタイプ。
マッピングが必要。
戦闘システムもウィザードリィと同様ターン制戦闘だが、攻撃や防御の種類が多い。
経験値とレベルがないため、キャラクターのパラメーターは全く上昇しない。
演出とビジュアルに力を入れた、ストーリー性とキャラクター性が強い作り。
ビジュアルを伴った会話イベントが多く、演出面が映えている。
そもそもビジュアルを伴ったイベントシーンがあるRPGは、当時はほとんどなかった。
これがストーリーと同時に、キャラクター性も強く出している。
レベル上げや、稼ぎという手間が発生せず、ストーリーに集中してプレイできる。
いかにもウルフチームらしいゲーム。
演出に力を入れ、従来とは一風変わったシステムを目指した。
が、一方でそれが的外れとなっている面もある。
気合が演出では上手くかみ合い、逆にゲーム性では空回り。
ウルフチームのPCゲームでよく見られる傾向である。
本作はレベル上げや稼ぎが発生しないため、話の進むテンポは前半は悪くない。
また力を入れられているビジュアルやキャラクター性の強調は、それまでのRPGではあまり見なかったもの。
しかし一方で、独特な成長システムはほとんど効果を出さず、後半の広いだけのマップも徒労感の方が大きい。
またイベントシーンが後半乏しくなるのも、演出に力を入れている本作としては残念な所。
戦闘も、後半はバランスが崩壊しておりただの作業。
目立つ長所と短所が折り重なっている。
しかし、演出が当時としては突出しており、妙に印象の残るゲームだった。
本作はシリーズが三作目まで続いている。
しかしながらシステムはIIでは2DのARPG、IIIではまた3DのRPGになっている。
物語的にもIとII,IIIの間には数年の開きがあり、II,IIIの主人公はIの「男の子ヒロイン」が青年となった姿である。
後にメガCDにて『アークスI・II・III』としてカップリング移植がされた。
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