【発売日】 1994年3月18日
【発売元】 セガ
【開発元】 SEGA-AM2
【メディア】 16メガビットロムカセット
【ジャンル】 レースゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
疑似3D時代から『ハングオン』や『アウトラン』といった独自のレースゲームをリリースしていたAM2研が、『スーパーモナコGP』に続くF1を題材に開発した完全3Dのレースゲーム。
当時非常に珍しかったポリゴン方式が採用されている。
2Dの画面の中に空間が生まれ、「次元の壁」を越えたリアリティを実現させた。
ただ、まだテクスチャを貼るという技術がなかったため車体やコースも生のポリゴンでできており、ポリゴン黎明期を想起させるものとなっている。
コースは3種類から選択する。
それぞれデフォルトは4周になっている。
走行するマシンは自機含めて16台。
アクセル踏みっぱなしで走破できるほど簡単ではなく、無理に曲がろうとすればスピンしてしまうという、ストイックなゲームバランスになっている。
ドリフトもわずかながらできるが、後の『デイトナUSA』ばりの豪快なドリフトはできない。
グリップ走行が前提のフォーミュラカーをよく表現しているといえる。
レースが進行するごとにタイヤが磨耗していき、徐々に曲がりにくくなっていく。
そのため1周目と最終ラップでは同じような操作ではほぼ走破できないようになっている。
スリップストリームも再現されている。
当時ゲーム業界において浸透しつつあったポリゴンタイプを一躍メジャーにのし上げたセガの傑作。
それだけでなくゲームの腕前よりも運転技術が物を言うリアル志向と、遊びやすさが高次元でまとまった秀逸なゲームバランスは多くのユーザーを虜にした。
またレースゲーム方面では『デイトナUSA』や『セガラリー』、ポリゴン方面では『バーチャファイター』など、後に登場するセガの数々の名作の源流ともなった作品であり、セガのゲームを語るには決して欠かせない名作なのである。
メガドライブ版は、「セガ・バーチャプロセッサ」を搭載することで、不可能といわれた移植を奇跡的に実現していた。
その為かカートリッジの大きさも通常のMD用カートリッジの2倍近い大きさであった。
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