【発売日】 1989年9月8日
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【価格】 6,800円
【メディア】 4メガビットHuCARD
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1988年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)がリリースした業務用横スクロールシューティング。
当時開発された新基板・システムIIの2作目のタイトルである。
システムII基板のセールスポイントは回転拡大縮小機能。
2Dのドット絵をグルグルと回転させたり、拡大・縮小させることが、簡単に出来るようになっており、この機能をふんだんに活用した演出が本作の売りとなっている。
また、買い物をして自機をパワーアップさせるシステムも本作の特徴である。
ナムコの横シューティングは数が少なく、本作の前後にリリースされたものでは『スカイキッド』(1985年)・『スカイキッドDX』(1986年)・『ピストル大名の冒険』(1990年)などがある程度で、非常に珍しいものとなっている。
全7ステージ1周エンド、各面の最後にいるボスを倒せば面クリア。
特定の敵を倒すと風船の形をした「クリスタル」を落とし、それを拾い集めると「空中IN」や「DREAM CO.,Ltd」の買い物マネーとして使用できる。
可愛らしいコミカルなステージ舞台や、色彩豊かで細かく描写されたグラフィック、細江慎治作曲のノリのいいBGM、など当時のアーケード作としては標準以上の内容を内包していた。
ゲームとしては特に大きな批判も聞かれない反面、「これは名作だ!」と絶賛される程の評価も聞かれない、いわばごく普通の佳作に位置するであろう作品である。
だが、本作の全体的に漂うB級臭さ(褒め言葉)や、愛くもちょっとシュールな世界観に惹かれるファンは決して少なくない。
キャラクター性とコミカルな世界観を内包した、ナムコらしい作風の作品だといえるだろう。
PCエンジン版は1989年にナムコより発売、単体の移植としては唯一の存在。
家庭用機ということから、業務用と比べ全体的に難度が低下。
難所であった7面回転板も、大幅に緩和されている。
オプション設定(ただし隠しコマンドとなっている)により、難易度・残機設定が可能。
コンティニューは5回までで、どの面でコンティニューしても面の最初からリスタートする。
ボイス・2重スクロールは全て割愛され、回転拡縮を利用した業務用の演出もほとんど差し替えられているが、回転するパーツを丸くすることでプログラミングによる擬似的な回転を再現するなど、ハードのスペックを考えれば頑張っている出来。
二人同時プレイも再現されており、総合的にはアーケードに近い移植度になっている。
当時のゲーム雑誌に於いても「回転拡縮が取れてしまって普通のシューティングになってしまった。
それでもかなり頑張っている、オリジナルのことを考えなければ傑作だと思う」とメーカーの努力を評価するライターが多かった。
しかしその一方で業務用で最強を誇ったストックボンバーの大幅な弱体化を嘆く声もあった。
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