最後の忍道(PCエンジン)

【発売日】 1990年7月6日
【発売元】 アイレム
【開発元】 アイレム
【価格】 7,200円
【メディア】 4メガビットHuCARD
【ジャンル】 アクションゲーム

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【中古】最後の忍道 【PCエンジン】

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1988年にアイレムより発売された業務用アクションゲーム。

「忍者」というモチーフを時代劇の文脈で用いるゲームは当時としては珍しいもので(むしろ『忍 -SHINOBI-』や『未来忍者』など現代や近未来で用いられることが多かった)、本作以前では『影の伝説』・『忍者くん』シリーズ程度であった。

プレイヤーは幕末の世に生きる抜け忍「月影」となり、亡父の復讐と出生の謎を探るために、謎の老人率いる忍軍との死闘を繰り広げる。

超攻撃的な自機VS大物量の敵キャラ群という一見派手なゲーム性ではあるが、主な舞台は廃寺、無人の峠道、枯野原、カラクリ屋敷など退廃的な雰囲気を持っている。

彩りの無い暗い色調とアイレムお得意の緻密なドット絵で殺伐とした世界観が表現されている。

硬派な世界観や、攻撃的な自機を自在に操る破壊ゲーっぷりは魅力であるが、武器選択に関連するやや複雑なシステム、全体的な高難易度+激ムズスポットのせいで本作は厳しくプレイヤーを選ぶ孤高のゲームとなっている。

ゲーメスト誌上でのハイスコア集計は、デフォルト設定と敵が軟らかくなっているイージー設定とに分かれて行われていた。

ボス敵及び自分の断末魔はいやに大音量かつ男らしく「ぐおぉぉぉぉああ…」なものとなっており、女っ気もゼロで血生臭く硬派な作品となっている。

そのイメージは白土三平の忍者モノに近いといわれることがある。

PCエンジン版は、1990年にアイレムより発売。

2007年5月から2012年3月までバーチャルコンソールでも配信されていた。

この時期のアイレムのアーケード作品は際立って難易度が高いものが多かったが、家庭用移植作品では一転、誰でも頑張ればクリア出来るように調整されていた。

本作もその例に漏れず、いくつかの改良点がある。

業務用OPに登場した無明上人がPCE版には登場しないため、PCE版オリジナルのOPが挿入される。

EDは「アーケードモード」の場合、業務用と同じものが流れるが、「PCエンジンモード」は別のものが流れる。

業務用にあった制限時間が撤廃され、アーケード同様一撃死の「アーケードモード」と、ライフ制の「PCエンジンモード」が選択可能。

ライフ制の場合、多少のゴリ押しプレイができるため、防御性能のある鎖鎌よりも攻撃力の高い爆弾のほうが有利となっており、当時のゲーム雑誌においても「まず爆弾を強化しよう」と紹介されていた。

ただしPCEモードでも、風魔一刀衆や落武者霊・縦穴の忍者など一部の敵は一撃死の攻撃を仕掛けてくるため注意が必要。

この他、3面ボスとの戦闘中に鉄砲兵が登場しない、6面の敵配置が易しめ、7面の毒煙の発生箇所が減少、中ボスの無明上人がいない、縦穴に安全地帯があるなど、全体的に難易度を落とす方向で調整されており、オリジナルに比べると多少カットされている。

だがそのおかげで冗長性が薄まっており、むしろ良アレンジと言えるだろう。

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