【発売日】 1993年12月24日
【発売元】 NECアベニュー
【開発元】 A Wave、アプリネット、ソフトマシン
【価格】 7,800円
【メディア】 CD-ROM
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1989年にてアーケードに登場し、ダイナミックなグラフィックと、OGRこと小倉久佳氏による非常に評価の高いBGMにより好評を得た『ダライアスII』。
人気作故に多機種にわたって家庭用に移植されたが、その中でもあまりいい目で見られていないのがこのPCエンジン版である。
タイトルに「スーパー」とついているだけあって、様々な追加要素や変更が成される事となるのだが、散々な発売延期がされた挙句、それが悪い方向性に向かってしまう事態になろうとは誰が予想したであろうか。
前作『スーパーダライアス』は原作の魅力をほぼ再現し、加えてアーケード版では没になった一部ボス戦艦も全て登場させる等、良移植との声も多い程の評判作だったが…。
発売元は前作に引き続きNECアベニューだが、開発元は変わっている。
原作自体が褒められたゲームバランスとはいい難い存在だったが、本作はそれをさらに下回るバランスの悪さに仕上がってしまった。
劣化ポイントだらけではあるものの、原作再現出来ている部分も一応ある。
アーケード版同様、ちゃんと7ステージ26ゾーンが完備されている。
ステージ構成も基本忠実。
キャラのグラフィックや背景は、PCエンジンにしては頑張って再現されている方。
ほとんどのボスがオリジナルキャラに置き換えられているが、なぜかステージ5の「ヤマト」と「リーダイン」だけは原作のまま登場。
そこそこの再現度である。
全てのボスをこの調子で再現してくれれば良かったのだが。
前作ボスの殆どが中ボスとして登場するというファンサービス要素がある。
特にファンから人気の高いグレートシングが原作には登場しなかった事もあり、中ボスとしての登場を喜んだファンもいた。
「複数画面を1画面に押し込む」という時点で土台完全再現は難しく、それをカバーする為に色々アレンジするという方向性は間違っていないだろう。
しかし、そのアレンジの中身があまりにも斜め上だった事に加え、出来る範囲で最大限の原作再現を果たしていた『スーパーダライアス』の存在もあり、シリーズファンを大いに失望させる結果となってしまった。
道中ステージや、ヤマトをはじめとする原作ボスの再現度を見ると、本作スタッフは決して技術力が大幅に不足していたわけではないと思える。
BGMやボスキャラに余計なアレンジを加えず素直に原作再現し、かつゲームバランスをもっと調整していれば、あるいは好評をもって迎えられたのかも知れない。
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