【発売日】 1986年9月12日
【発売元】 シンキングラビット
【開発元】 シンキングラビット
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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【中古】X1 turboソフト カサブランカに愛を(X1turbo専用)
概要 (説明は『Wikipedia』より)
タイムトラベルをテーマとしたADV。
シナリオの完成度も高い。
システムはオーソドックスで、当時としてもやや古臭い。
タイトルのカサブランカは、映画『カサブランカ』(1942)の事。
コマンド入力式のサスペンスADV。
時空をテーマとしたADVとしては、最初期の作品。
主人公たちは、偶然出くわした殺人事件を追い、時空を巡る。
画像は全て白黒。
もちろん当時の一般的なADVはカラーだったが、あえて白黒を選んでいる。
タイムトラベルというテーマがシナリオにふんだんに生かされている。
時間を移動する度に、それまでの時代の伏線が回収されていく様は爽快なもの。
また、時代は変わっても舞台となる場所は変わらないため、時代の変化を感じられる。
話のスタイルとしてはサスペンスなのだが、心情ドラマでもある。
タイムトラベルを題材に、良く練られた愛と信念のストーリー。
画像は白黒で色はない。
むしろそれが、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。
絵も写実的で、これも本作を味わいのあるものにする。
タイムトラベルは、古くから創作物の題材ともなっている。
だが、ADVのテーマとして扱われたものは、当時ほとんどなかった。
それはプレイヤーに新鮮なものを感じさせた。
さらに時間を移動する事を巧みに使った、ストーリー作り。
そして単なるサスペンスで終わらせず、心情要素を織り交ぜたドラマ性。
さらにノスタルジックを深める画面作り。
システムは当時の基準からしても古臭いものだが、そう難しくもないので大きなマイナス点でもない。
SF的なテーマでありながら、どこか古く懐かしい雰囲気を醸し出す良作ADV。
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