【発売日】 1988年12月
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
信長の野望シリーズの第3作。
前作が初代のバージョンアップ的な内容であったのに対し、本作はようやく「新作」と呼べるほどの進化を遂げた。
『三國志』シリーズでは初代から導入されていた配下武将システムが、信長の野望シリーズでも本作から導入され、以後標準システムとなる。
約400人以上の実在武将が全国各地の大名の元に配置される。
大名だけでなく配下武将にも、「政治力」や「戦闘力」といったパラメータが付加されている。
政治力と戦闘力の合計が150を超える者は「軍師」という扱いになり、月初めやコマンド実行時にヒントをくれる。
各武将には「行動力」というパラメータが設定されており、規定値に達してさえいれば何度もコマンドを実行できる。
前作『全国版』までの合戦の場は野戦扱いとなり、敵陣が劣勢に追い込まれたり自ら籠城コマンドを使用した場合は城に立て篭もる籠城戦へと切り替わる。
足軽・騎馬・鉄砲の3種類であるのは同じだが、武将毎に兵科が固定されている。
また各兵科毎に固有の能力が付加された。
前作までは1年4ターン(季節ごと1ターン)だったが、本作では1年12ターン(1月1ターン)になっている。
月ごとに武将に対する俸禄払いや米の収穫などのイベントが決まっているので重要。
前作は17ヵ国・全国50ヵ国の2つから選択できたが、今作では全国のみとなった代わりにシナリオ毎に年代や勢力図そのものが変わるようになった。
収録されているシナリオは、大名家を少しずつ大勢力に成長させていくシナリオ1「群雄割拠」と、本能寺直前の状況で大半の領地が織田領となっているシナリオ2「信長の野望」の2本。
配下武将の登場により、全武将のグラフィックが用意された。
前作に続き菅野よう子女史が作曲。
軍師は能力値の条件のために大半が有名大名に所属しており、著名でない大名には居ない。
『甲陽軍鑑』にて徳川家康、長宗我部元親と共に名高き武士と評された荻野(赤井)直正など、著名でない大名に仕える武将たちの能力値は総じて低く評価されており、攻略する上で辛い戦いを強いられる。
よくも悪くも当時の歴史評で武将の能力値を査定しているため、今川氏真など後の作品と比べるとあからさまに能力値が低い武将がいる。
前作まではシンプルな設計であった反面、どちらかと言えば「ボードゲームの延長」という立ち位置であった。
これに対して配下武将や合戦システムへの新要素を取り入れる事で、ようやく「ビデオゲーム」としての個性を打ち出す事ができた。
同時に後のシリーズの基本となる要素も数多くあり、更にシリーズとしての完成度を高められたと言えよう。
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