【発売日】 1984年5月
【発売元】 エニックス
【開発元】 エニックス
【ジャンル】 アクションパズルゲーム
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PC-8801パーフェクトカタログ (G-MOOK) [ 前田尋之 ]
PC−8801パーフェクトカタログ COMMENTARY & PHOTOGRAPH FOR ALL PC−8801 FAN! 前田尋之/監修
概要 (説明は『Wikipedia』より)
後のチュンソフトの代表取締役(→スパイク・チュンソフトの会長)、中村光一氏が、学生時代に作った2作目のゲーム。
虫や水滴などから逃げながら、木に生る実を集めていくゲーム。
敵が多彩で、シンプルながらも独特な面白さがあった。
操作性にやや難があり、難易度は高め。
黄色い籠『ロン君』を操作して、木の枝を渡りながら、追手を避けつつ、だんだんと生っていく実を集めていく残機制のアクション。
移動は木の枝上だけ。枝は碁盤の目状だが、やはり木なので上に行くほど枝の広がりは小さくなる。また二本だけ斜めの枝がある。
斜めの枝は敵が通る事ができない。
この枝をどうつかうかも、プレイのコツの一つ。
実はランダムで枝の上に生っていく。
最初は蕾が出てきてやがて花が咲き、そして最後に実が熟す。
この実を集めるのだが、熟しすぎると落ちてしまう。
一つでも落ちるとミスとなる。
敵は枝を伝って来る芋虫や、カマキリ。
枝など無視して飛び回る蜂、上から落ちてきて四つに分裂する水滴など様々。
10面までの各ステージの敵は全て違う。
実のなる場所と敵との位置取りを、どうするかがプレイの鍵で面白さ。
キャラクターはみんなコミカルで親しみやすい。敵は虫が多い。
実の熟し具合によって点数が変わるので、いいタイミングで取るために、どう敵をかわしていくかというのが腕の見せ所。
様々な敵は、もちろん絵だけでなく動きも違い、よく特徴が出ている。
難易度がなかなか高い。
曲がり角が多いため、敵がロン君に迫ってくる経路が豊富。
斜めの枝を通ってこないとは言え、安心できる場所がそれほどない。
うまく相手をハメないと、独特の操作をしくじってミスという展開もよくあった。
シンプルながらも完成度の高いゲーム。
コミカルでとっつきやすい見かけ、敵の多彩さ、そしてゲーム性。
BGMがある点も見過ごせない。
中村光一氏のセンスの良さとプログラミング技術の高さが伺えるもの。
ただ操作性の厳しい面を考えると、ステージ構成がこれでよかったのかは難しい所。
一方で、理不尽と言えるほどの難易度でもなく、歯ごたえのあるアクションゲームとも言える。
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