【発売日】 1983年12月
【発売元】 電波新聞社
【開発元】 マイコンソフト
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
スペースインベーダーの大ヒットによりゲームセンターはシューティング一色に染まった。
それにより客層の偏り、女性が少なくなり殺伐とする事を危惧して開発された「女性向けゲーム」。
ゲーム史において明確に「女性向け」を打ち出したゲームは本作が初と言われている。
フィールド上に配列されたドット(点)を残らず取得することでクリアになるというシンプルなシステムで、後にこのスタイルのゲームは本作にちなんで「ドットイート型アクション」と呼ばれるようになる。
プレイヤーは黄色い円盤に口がついたキャラクター『パックマン』を操作する。
画面内に配置されている全ての黄色い点(クッキー)に触れて(食べて)消滅させる事でステージクリアとなる。
画面中央にはモンスターの「巣」が存在し(パックマンの侵入は不可)、そこから4匹のモンスターが出現する。
パックマンが触れるとミスになる。
モンスターにはそれぞれ性格がつけられており、異なった追跡をしてくるので、立ち回りをしくじると挟み撃ちにされる事もしばしば。
迷路の四隅には通常よりも大きい点がある。
これはパワーエサと言い、これを食べる事でパックマンはモンスターを食べる事ができる状態へとパワーアップする。
一定以上クッキーを食べると果物や鍵(フルーツターゲット)が出現。
親しみやすいキャラクター・ゲーム内容ながら高いゲーム性。
キャラクターは可愛らしく「敵を倒す」ではなく「敵から逃げつつ食べる」事が目的、コーヒー・ブレイクの存在など「女性にも楽しめるように」作られているが、性格の違うモンスター、パワーエサによる高得点ボーナスなど、内容は練りこまれている。
普段は逃げることしかできないパックマンが、パワーエサを取った瞬間大逆転! というのも目新しい要素であり、カタルシス性が高い。
シューティング一色であった市場に投げられた本作は爆発的大ヒットを飛ばした。
その影響は国内に止まらず、むしろアメリカでの人気が猛烈なものに。
後にアニメも制作され、「80年代のミッキーマウス」と称されるほどの社会現象も巻き起こすほどとなった。
非常にシンプルながらも高いゲーム性を誇り、個性的なキャラクターにシステム面での性格付けをつけた本作は、当初の狙い通り女性客にも評判が良く、現在もなお愛される歴史的傑作となっている。
その偉業は、バンダイナムコとなった今もなお、そのマスコットとして活躍するパックマンの姿が物語っている。
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