【発売日】 1990年10月27日
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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【中古】北米版 ファミコン L'empereur NES ランペルール
概要 (説明は『Wikipedia』より)
フランス皇帝(L’EMPEREUR)ナポレオンをテーマに扱った、日本製ではあまり見ないSLG。
外交重視な作りの、独特なゲーム性。
AIがなかなか手ごわく、歯ごたえがある。
プレイヤーはナポレオンとなってヨーロッパ制覇を目指す。
シナリオは4つ。
年代別に、イタリア方面司令官時代、最高司令官時代、第一執政時代、帝政時代となっており、実行できるコマンドが後者になるほど増えていく。
地位が低い状態からだと、クリア条件を達成していく事で、だんだんと出世していく。
さらに他に隠しシナリオが1つある。
いわゆる100日天下を再現したもので、光栄(現:コーエーテクモゲームス)のゲームの中でも屈指の難易度を誇る。
ヨーロッパには都市が配置され、それぞれが道でつながっている。
これらの都市を攻略していく事で、ヨーロッパ全土を制覇する。
ロンドンなど、海を越えなければ行けない都市もある。
しかし、制海権を握らない限り進出できない。
逆に港に隣接している海が敵国に制海権を握られていると、常に攻められる危険が生じる。
フランスに好意的ではない国も多く、相手国との関係をどう円滑にするか、敵をどう絞るかが大きな攻略ポイントとなっている。
大砲を使った、独特の戦術。
長射程の砲兵の位置取りや他の兵科との連携など、当時の光栄のゲームにはない戦術が楽しめる。
当時の光栄のSLGの中では、かなりの異色作。
ヨーロッパという舞台、外交を重視した作り、長射程の大砲を主体とした戦術などは、他に類を見ない。
さらにバランスもよく難易度も高めと、プレイし甲斐もある。
一方、コマンド回数が少なく戦略偏重になりやすい。
また人物の少なさと海戦の未実装も残念な所。
もっともこれらは改善の余地でもあり、もしシリーズとして成立すれば、さらなる良作となった可能性はある。
しかし、残念ながら本作はシリーズ化しなかった。
いかに有名なナポレオンでも、日本においてはそう引き付けられるものでもなかったのだろうか。
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