ドルアーガの塔(MSX)

【発売日】 1986年10月27日
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【ジャンル】 アクションロールプレイングゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

遠藤雅伸氏が『ゼビウス』の次に制作したアクションゲーム。

アイテム取得による成長要素を含んだアクションRPGで、迷路内をさまよいながらアイテムを集め、キャラを強化して塔の最上階に潜む大悪魔ドルアーガの打倒を目指す。

バビロニア神話を下敷きとした独特な世界観と、当時のゲームマニアをもうならせる高難度のゲーム性によりゲームコミュニティの発展を促して人気を博し、ナムコを代表する有名タイトルのひとつとなった。

4方向レバー+1ボタンでギルを操作し、制限時間内にフロア内にある鍵を取り、扉に到達することでその面はクリアとなる。

塔は全60階、全面クリアでエンディングを迎えてゲームクリア。

各フロアの迷路は一定だが、ギルのスタート地点、敵、鍵、扉の出現位置はランダムとなっており、アクションゲームという体裁ではあるが「敵をかわしながら迷路を突破する」というゲーム内容になっている。

ギルは剣と盾を所持しており、ボタンを短く押すと剣を振り、押したままだと剣を前に出した抜剣状態となる。

剣を振った状態でも攻撃はできるが、敵を攻撃する際は抜剣状態での体当たりが基本。

盾は納剣状態だと正面に、抜剣時は左側面に向けられている。

これで敵の呪文を受け止めて無効化することが可能。

各階では条件を満たすとスタート地点に宝箱が出現する。

中には様々なアイテムが入っており、これを取得することでギルは少しづつパワーアップしていく。

60階建ての塔を登りながらアイテムを集めていく。

ゲーム中では表立って世界設定やストーリーが語られることは無いが、ファンタジー的世界観のRPG自体がまだまだ一般的ではなかった当時において、ここまで完成された世界観の作品を世に送り出したことは特筆すべき点である。

キャラクター面ではヒロインであるカイの人気が非常に高かった。

80年代のアーケードを代表する女性キャラクターの一人と言っても過言ではない。

あるゲーム評論家は本作に対してこう述べている。

「ドルアーガの真の魅力は、賞味期限付きであった。全ての謎を解明するまでの時間こそが、最もこのゲームを楽しく、面白く、奥深く見せていた時だった。」

ユーザー参加型の大規模イベント、あるいは社会現象として見るならば、間違いなくゲームの一時代を風靡したビッグタイトルの一つ。

総合的な完成度にも優れ、傑作の名を冠するに相応しい。

ただし「単体のゲームとして見た場合」となると話は別で、当時の事情をかんがみてすら不条理に近い難易度。

それもただ単純に難しいというだけでなく、発想そのものが理不尽な要素まで含む。

激ムズ難易度のゲームではあるが、それがかえって当時のゲーマー達の魂に火を付けた結果絶大な人気を獲得、80年代前半においてはかの『パックマン』に次ぐナムコの看板タイトルとして認知されるに至った。

まさに時代の流れに乗ったゲームであり、だからこそ今でもその名が輝き続ける作品となり得たと言えるかもしれない。

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