【発売日】 1984年6月
【発売元】 アスキー
【開発元】 ラショウ
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
戦略シミュレーションゲームソフト。
オリジナル版は、1983年に現ラショウによりX1用ソフトとして開発された。
オリジナル版発表の翌1984年、第1回アスキーソフトウェアコンテストグランプリを受賞し、アスキーよりパッケージ販売された。
同年MSX、PC-8801、翌1985年にはS1、PC-6001mkII、PC-9801、FM-7、ファミリーコンピュータ用に移植・発売されている。
発売当時のジャンルはロールプレイングゲーム、あるいはアクションロールプレイングゲームとされていたが、現代の価値観に照らせば戦略性・パズル性が強く、シミュレーションゲームに近く、シミュレーションRPGの先駆けとも言われる。
また自分が動かないかぎり敵からは戦闘を仕掛けてくることはないというターン制に近いシステムになっており、実質的にはアクション性はない。
プレイヤーはスレン王国軍を操作し、敵国バサム帝国のアドロス城に進軍し、敵指導者を倒すのが目的である。
横スクロールのフィールド上を左に進軍しながら、途中牢屋に囚われている仲間を集めつつ敵兵を倒し、マップ終端にいる最終ボスを倒すと1面クリアとなる。
以降、より難易度の高いステージを同様に繰り返し、5面クリアするとゲームクリアである。
移動する場合、切り替えボタンで移動させるユニットを切り替えながら進軍するが、選択肢が「全員」「スレン王のみ」「騎士・重騎士全員」「兵卒・重兵卒全員」の4つしか用意されていない。
それぞれの選択したユニットが同時に移動するため、意図しないキャラクターが木や岩に引っかかっていることがままある。
また、移動は画面外のキャラクターにも作用する。
敵兵と味方兵が接触すると戦闘になるが、当時のコンピュータゲームとしては珍しくステータスの数値が王様のパワー(ヒットポイント)以外は一切表示されておらず、内部的なパワー数値とランダム要素によって勝敗が決定される。
敗北したキャラクターは消滅、この際自軍の兵が勝利するとそのキャラクターに10ポイントのパワーがプラスされる。
たとえ主人公ユニットであっても、ザコ敵との戦いで一定の確率で死亡してしまうため、突然のゲームオーバーも日常茶飯事である。
いくつかのキャラクター同士には相性が設定されており、楽に勝てる組み合わせ・負けやすい組み合わせが存在する。
また敵の背後(画面左側)から攻撃すれば勝率が高くなるというように楽に戦いを進める方法もあるが、自軍は最小でも職業単位でまとめてしか動かせないため、やむを得ず敵に接触することや地形に引っ掛かり身動きがとれなくなる場合も多い。
背後からの攻撃は騎士らしからぬ振る舞いなので、実行には相応のペナルティがあるということを意味している。
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