【発売日】 1985年10月18日
【発売元】 アスキー
【開発元】 ログインソフト
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
堀井雄二が手掛けたパソコン向けアドベンチャーゲーム『ポートピア連続殺人事件』に続く、堀井ミステリー3部作の第2弾。
ただし、発売元・開発元は前作とは異なっている。
前作同様、現代を舞台にした推理ものミステリーであり、主人公の刑事となって4北海道を舞台とし連続殺人事件の犯人を追う。
はじめてコマンド選択式を導入したADVである。(『『キーにコマンドを割り当てるという形での選択方式は存在したが、メニュー一覧から選択する簡易方式のシステムは本作が初。)』
コマンド選択式の採用。
従来のコマンド入力型では、プレイヤー自身が膨大な言葉の中から正解となる単語を見つけ出さなければならなかったため、やりたい事は分かってもゲーム進行に反映させ辛くクリアまでに長大な時間を要する点が大きな欠点であり、非常に難易度の高いものだった。
コマンド選択性を採用する事でプレイテンポは格段に良くなると共に難易度もコマンド入力型に比べて低下し、プレイヤーはよりストーリーや謎解きに集中する事ができるようになった。
シナリオが非常に良く練りこまれている。
所々無駄な情報があるかのようで、実はそれが後への伏線だったりと、なかなか考えさせられる。
さらには一連の事件に潜む暗い物語。
昭和という雰囲気がよく出ている。
前作『ポートピア連続殺人事件』同様、今作も部下と2人組での捜査。
勿論前作同様に「ボス」と呼んでプレイヤーの命令に忠実に従い、時にはプレイヤーにツッコミを入れたり、クスリと笑わせてくれたりする。
さすがに取材旅行をしただけあって、舞台となる北海道の観光名所や建物は、シンプルながらも見事に表現されている。
ちょっとした旅行気分に浸れる作品だった。
なにげに名物紹介もストーリー中に組み込まれたりしており、北海道の観光紹介的な趣もある。
フラグを全て回収した後、方針がなくなってウロウロしてると、その内次のフラグが立つ場所にたどり着く、という展開が多く無駄な選択もせざるを得ないような作りになっている。
当時はプレイ時間の長さも大事であり、サクサク進められて遊びやすくするとプレイ時間が非常に短くなってしまうので仕方ない面もある。
事前に手詰まりと分かるような要素も少なくハマッた事を教えてくれるようなヒントすらない。
これに気づかないと、いつまでも堂々巡りを繰り返すばかりである。
そしてこのトラップは複数ある。
こうなった理由は「推理せずにコマンド総当りで解けてしまっては推理ゲームではない」という考えから、コマンド総当たりでは解けないようにしたため。
コマンド選択方式は、ADVをコマンド入力方式の言葉探しのわずらわしさから開放した画期的な発明であり、本作をきっかけに、ADVのシステムはがらりと変わっていくこととなる。
ADVとしては無駄な選択肢が多いため中盤以降ややウロウロさせられる場面が多いものの、序盤はコマンド選択式の強みを生かし、従来のものに比べずっとテンポがよく進む。
ストーリーも非常に秀逸な仕上がり。
関連性の見えない事件が次々と起こりそれらがやがて一つへと収束していく様は、プレイしていて事件の盛り上がりを十分堪能できるものだ。
また舞台となった北海道もしっかり描写され、各地の情緒が感じられるものとなっており、本作の色合いを濃くしている。
ADVシステムの転換点としても、ゲーム単体としても評価の高いゲームである。
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