【発売日】 1986年
【発売元】 スクウェア
【開発元】 スクウェア
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
スクウェアが独立以前に出した変形ロボットRPG。
RPGでは稀な、ロボットと宇宙を舞台としたゲーム。
アニメをふんだんに使った演出。「戦闘が全てアニメーションする」という当時には全くなかった演出がされている。
日本サンライズ(現:サンライズ)が製作に協力している。
宇宙を舞台にしたゲームなのだが、実はウィザードリィタイプの3DダンジョンRPG。
本作の宇宙には端があって、壁や通路があるのである。
一応設定上は、宇宙の端を閉宇宙とし、壁をアステロイドベルトが原因としている。
しかし移動は前後左右のみで、上下には行けない(理由は特に説明されていない)。
フルアニメーションの戦闘シーン。
当時はゲームの一部がアニメーションするだけでも注目されたが、それが戦闘シーン全てに使われている。
その衝撃はかなりのものだった。
主役機ブラスティーの変形も当然フルアニメ。
ロボットアニメのロマン満載である。
アニメ部分を担当したのは、機動戦士ガンダムなどを製作したあのサンライズ。
メリハリのついた動きの良さは流石。
ただし当時のパソコンの性能なので現代の様な美麗ムービーとは行かず、サンライズから渡されたセル画を一枚ずつ手作業でCGに変換した上でのパラパラ漫画である。
メカデザインは明貴美加。
ガンダム以降のロボットブームの流れに乗ったゲームで、RPGとしては異色のSFロボットもの。
しかもキャラクターの一部分がアニメするだけで注目された時代にフルアニメである。
初めて目の当たりにしたそれは確かに衝撃的だったが、プレイを続けていくと、やがてその印象も失せていく。
慣れると粗ばかりが見えてくるのだ。
マッピングもままならないシステム。
単調な戦闘。
アニメは最初のインパクトから一転、テンポを阻害する要素となる。
結局、ロボットアニメでRPGするという上辺ばかりを気にしすぎたのか、ゲームとしては不都合ばかりのものになってしまった。
本作は、スクウェア(現:スクウェア・エニックス・ホールディングス)が電友社の一部門時代(本作発売と同年に独立)のゲーム。
ファイナルファンタジーシリーズ等で、何かとビジュアル偏重が話題になる同社だが、実は設立以前からその傾向があったのだ。
メカデザインで協力した当時のサンライズはゲーム開発に相当乗り気だったようであるが、評判の悪さからゲーム市場から足が遠のいたと噂されている。
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