三國志IV(PC9801)

【発売日】 1994年2月
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

三國志シリーズの4作目。

それまでのシリーズと同様に三國志の群雄の一人になって中国全土の統一を目指すことが目標。

『三國志III』のシステムがベースとなっているが、様々な部分がプレイしやすいように改良されている。

また、各武将に「特殊技能」が付くようになり、個性が増した。

内政は「開発」「治水」「商業」「技術」の4つの項目に別れ、それぞれに内政資金と実行武将を設定する事で毎月資金を消費しながら自動で行われるようになった。

都市内にいる武将をクリックすることで発展の様子をコメントしてくれる。

それまでのシリーズでは委任していなければ毎ターン必ず各都市に命令をする必要があったが、本作ではターン内であれば任意の都市をクリックして好きなタイミングで命令する事ができるようになり、テンポが改善された。

同様に戦争中の部隊への命令も任意の部隊から選べるようになり、移動範囲も一括して表示されるように改良されている。

各武将には「特殊技能」が設定され、戦争で特定の計略が使えるようになる。

「外交」が行える、「偵察」が出来るといった個性付けがされるようになった。

これにより能力が多少劣っていても「特殊技能」があれば活躍できる可能性が産まれ、より個性が出てくるようになった。

最大は諸葛亮の21個、最低は夏侯楙の0個。

特に在野武将や捕虜を登用するのには「人材」の能力が必須であり、「人材」持ちはそれほど多くない為、どんな武将でも重宝された。

逆に言えば、どんなに能力値が高くても、該当する「特殊技能」を所持していない武将は、「外交」や「偵察」を行う事はできない。

前作のパラメーターである「陸指」と「水指」は「統率」にまとめられ、部隊の攻撃力に関わるようになった。

得意とする兵科の技能(「歩兵」「騎兵」「弓兵」「海戦」)があり、中でも「海戦」はそれなりにレア技能であるため、それを多く持つ傾向がある呉の将が海戦で有利なのは変わらない。

前作で導入された「武器・兵器」の種類がさらに増えた。

「弩」「強弩」「連弩」「衝車」「発石車」の5種類。

「胡赤児」「典満」等の後漢末期のマイナー武将がカットされ、全体的に武将数が減少してしまった。

ただし三国時代後期の武将数自体は増加しているので、後半のシナリオは前作よりは若干楽になっている。

それまでボリュームアップを重ねてきた『三國志III』をさらに発展させ、特殊技能といった武将の個性付けを行った。

複雑な要素もなくUIも洗練され、難易度も手頃なので敷居が低くシリーズの入門者にオススメ出来る作品となっている。

本作以降の作品は本作の発展形というよりは陣形や名声、全武将プレイといった独自の路線で味付けがされている為、本作がシリーズの一つの完成形ともいえる。

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