卒業II Neo Generation(PC9801)

【発売日】 1994年5月27日
【発売元】 ジャパンホームビデオ
【開発元】 ジャパンホームビデオ
【ジャンル】 シミュレーションゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

初版はPC-9800シリーズで発売されたのちに様々なコンシューマー機に移植された作品であり、2年前に発売された前作と同様に32bitゲーム機黎明期における代表的なギャルゲーとして有名な作品である。

前作に引き続き、プロデューサーは窪田正義が務めており、キャラクターデザインは こばやしひよこが担当している。

前作と同様、教師である主人公が名門・清華女子高等学校の3年B組に結集した5人のそれぞれに個性的な問題児を指導し、生徒たちを無事に卒業させるとともに一流大学合格を目指すという内容。

その他の基本システムも前作のシステムを踏襲しつつも、多少の追加要素がある。

『卒業I』と『卒業II』の生徒が同時に登場する内容の物もある。

その場合『卒業I』の生徒が優先的に3年生として登場するため『卒業II』の生徒は2年生として登場し、所属クラスは「2年B組」という設定となる。

石橋 美佐子

犬塚 さおり

シンディ桜井

谷 由利佳

安田 舞奈

前作より細かな予定を設定できるようになり、やれることも多くなった。

それに伴って操作が複雑化するのが通例なのだが、本作ではユーザーインターフェイスの向上のおかげが、前作より操作が複雑になったとは思うどころか、より操作性が良くなったと思えるような設計になっている。

数字には表示されない”隠しパラメータ”なるものも存在し、攻略する上で大変重要になってくるため、この隠しパラメータも気にしつつ生徒達を育てなければならない。

したがって、周回プレイにて同じキャラを同じパラメータにしても全く違う行動をすることもあり、キャラの人間らしさがより際立っている。

オープニングは現在のようなアニメ取り込みではなくすべて手描き。

手描きアニメとしてはかなりの作業量で当時はよく動くと話題にもなった。

初版がPC98で発売され、その後は複数のプラットフォームに移植されて人気を博した、ギャルゲーの歴史を語る上で外せない歴史的作品。

一方でレーティングの歴史を語る上でも沙織事件と共によく挙げられる。

前作からシステム面で大きく進化しており、ユーザーインターフェイスの向上により、大変プレイしやすい。

しかしシナリオ面は前作の二番煎じという感触が強く、とてもではないが革新的とは言い難い。

PC98版の発売元であるジャパンホームビデオ(JHV)は、アダルトゲーム主に取り扱う「コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫/EOCS)」へ1993年に加盟したが、それに伴う倫理審査で本作は、パラメータの低下で非行化した生徒が行う「未成年者の飲酒・喫煙」の表現を理由に18歳未満販売禁止指定となった。

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