【発売日】 1988年2月
【発売元】 シャープ
【開発元】 SPS
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1985年にコナミからアーケードにリリースされた、コミカル風味の縦スクロールシューティングゲーム。
横シューティング界の超名作『グラディウス』と稼動年が同じであり、使用基板がバブルシステムである点も共通している。
全5ステージ構成のループ制。
本作はレバーと2ボタン(対空ショット・対地ショット)を使用する。
ステージ中に浮遊している特定の「雲」を撃つと、効果音と共に本作のメインアイテムである「ベル」が出現する。
「黄色ベル」…スコアアップ。
「青ベル」…自機のスピードアップ。
「白ベル」…自機の対空ショットが攻撃判定の大きいツインショットになる。
「緑ベル」…自機をトレースする形で動く分身(無敵オプション)が3機同時に付き、自機と同じショットを撃ってくれる。
「赤ベル」…自機に特定回数のダメージを無効化してくれるバリアを付ける。
本作は同年稼動の『グラディウス』と同様に、商業的にヒットしたシューティングとして知られる。
「両手の付いた自機が活躍するポップでコミカルな外観」「二人同時で仲良くプレイ」というセールスアピールがプレイヤーの心を掴み、マニアだけでなくライト層のプレイヤーも生み出した。
この「可愛い路線のシューティング」が好評だった事を受け、後に様々なツインビーシリーズの続編や関連作のリリース・及びメディアミックスが行われていく。
ツインビーシリーズ共通の特徴である「カラフルなグラフィックの書き込み」は、既に本作にて完成されている。
SF設定が多かった当時のシューティングは背景黒一色になりがちだったが、本作は「壮大に広がる海・緑豊かな陸地・ボス戦時は周囲を暗闇が覆う」などの表現が展開される。
敵のデザインは「大根・タコ・ナイフ・フォーク」などの変なものが多く、可愛らしさと同時にシュールな雰囲気を漂わせている。
全体的にコミカル路線な本作ではあるが、キャラクターの造形や色合いが以降のシリーズ作で見られるポップで可愛らしい感じを重視したものではなく、どこか無機質っぽさを感じさせるものとなっており、ボスキャラに関してはどれもSFチックな外見をしている。
それ以外にもゲームスタート時やボス戦時において、男声の渋い英語ナレーションが入る演出がある。
コミカルな中に”こういう”リアル演出を取り入れたツインビーシリーズは本作のみであった。
見た目の可愛らしさとは裏腹に、本作の自機は些細な事でもミスになる程にもろい。
シューティングとしての作りは大味な部類に属してしまうが、「二人プレイができる可愛いシューティング」としては大成功を収めた作品であろう。
当時の人気作だった為、家庭用移殖もかなり積極的に行われた。
『グラディウス』に次ぐ程の移殖ソフトが発売されている。
X68000版は、画面が横長である以外はほぼAC版に忠実。
渋いナレーションもちゃんとある。
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