【発売日】 1988年
【発売元】 BPS
【開発元】 Spectrum HoloByte
【ジャンル】 落ち物パズルゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
4つのブロックで構成された特定の形のピースを落とし、ブロックの山を消し続けていくアクションパズルゲーム。
全ての落ちものパズルの原点になった、世界的に超有名なゲーム。
元々は旧ソビエト連邦の科学者「アレクセイ・パジトノフ」他2名が教育用として開発したものだが、やがてアメリカのSpectrum HoloByte社によって最初にゲームとして製品化。
その後、このゲームは高く聳える国境を幾重にもまたいだ交渉の数々の末に、全世界での市民権を獲得することになる。
基本ルールは非常にシンプル。
プレイの舞台は細長い枠で囲われたエリア(標準は横10×縦20ブロック)で、その上中央からピースが落とされる。
落とされたピースは(最初は)ゆっくりと下へ向かう。
ピースは4つの正方形ブロックで構成され(通称「テトリミノ」。ゲームタイトルの由来にもなっている)、形状によって全部で7種類ある。
操作は左右と回転。
そして落下。
下のブロックに接地するとピースは固定されてもう動かせない。
そして新しいピースが落下してくる。
落下後、横一行の隙間がなくなるとその行が消える。
一度に複数揃った場合は同時に消え、さらに高得点を得られる。
そして空いた分だけ、上のブロックの山が下へ落ちる。
エリア最上段まで落下済みのブロックが到達してしまうとゲームオーバー。
そうならないように、ピースを隙間なく組み合わせ、ブロックを消していかなければならないが、プレイするうちにだんだんピースの自然落下速度≒難易度が上がっていく。
ジグソーパズルにせよ、クロスワードにせよ、パズルとは本来、完成を目指す過程で方法は問われないものだった。
そこに「ピースの落下時間内に過程を考えつつ組み上げる」というアクション性を導入する事によって、思考の俊敏性を求められる新たな要素を作り出した。
テレビゲームというプラットフォームを媒体としたコンピュータパズルならではの発想であり、言うなれば本作はアクションパズルの原点でもあるといえる。
デモ画面を見るだけでも分かるシンプルなゲームで、ゲーム自体を全くやった事ない人でもすんなり入れる。
それでいてやりこもうとすると、ピースの出方に応じてブロックの組み方等の思考を要する要素があり、「ラインをそろえて消す」というシンプルさも相まって中毒性が高い。
「落ちものパズル」というジャンル、ひいては「アクションパズル」という概念を確立しただけでも歴史的に充分な評価に値する。
シンプルで解り易い基本ルールだが高い中毒性を有しており、様々なメーカーが様々な機種でリリースした。
そして、その作品毎によってビジュアルの雰囲気だけでなく、システム・仕様のマイナーチェンジが多種多様に施されているのもこのゲームの特徴だろう。
本質を維持したまま、様々な楽しみ方が増えていくという点はなかなか面白い。
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