【発売日】 1991年4月19日
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
パロディウスシリーズ第2弾で記念すべきアーケード版第1作目の作品。
だが本作はグラディウスシリーズからまだ独立しておらず、グラディウスシリーズの第5弾扱いだった。
元々はMSXで発売された『パロディウス ~タコは地球を救う~』を大幅にグレードアップしたものである。
そしてサブタイトルも『グラディウスIII -伝説から神話へ-』のパロディ。
なのだが、MSX自体の知名度の低さ、及び初代が他機種に移植されなかった事もあって、本作が元祖扱いされたり”パロディウス”と呼ばれたりすることも多い。
1レバー3ボタン制、ボタンはそれぞれショット・ミサイル・パワーアップと、グラシリーズおなじみのUI。
パロディウスシリーズ特有のシステムとして「ルーレットカプセル」がある。
本作でも初代から引き継いで登場し、後の作品にも引き継がれていく。
見た目は普通のパワーカプセルと一緒だが、取ると同時に高速でパワーアップゲージが回転し、パワーアップボタンを押した時に指していたマスのパワーアップを取得できる。
ツインビーシリーズでおなじみの「ベルパワー」は、初代にもあったが、大幅な変更を加えて本作にも登場している。
過去のグラディウスシリーズをモチーフに、あらゆる要素(時には他社作品さえも)を交えてパロディ化されたステージ。
作りこまれたグラフィックと芸の細かさ。
最大の問題点は、外見やノリに反して難易度的にハードルが高いことにある。
MSXのみで発売され「知る人ぞ知るゲーム」という認識だったパロディウスが、アーケードに進出したことで、一般プレイヤーにその名が知られるようになったきっかけの一作。
それだけに、見た目の派手さに反して爪に火を灯すようなプレイを強いられ、折角のお笑い要素を楽しむ余裕をも奪うほどにランクシステムが足枷となったことは、流石に惜しまれる。
それでもヒットした作品であり、ビジュアル面やBGMはプレイヤーに強いインパクトを残し、多数機種への移植で幅広い層にアピールされ、以降の続編も本作を基準としたものとなるなど、本作の残した功績は間違いなく大きいと言える。
X68000版は、AC版とほぼ変わらない完璧な移植精度を見せた代物。
但し使えるジョイスティックが2ボタン仕様なのでショットとミサイルは同ボタン。
OPでのタイトルロゴ回転をソフトウェアレベルで再現したり、X68k全機種での問題ない動作を実現している。
ベルパワーはジョイスティック使用時、ショットを押しながらパワーアップを押すと発動。
一応キーボードではパワーアップ・ショット・ミサイルを別々に割り振れるので、こちらでならアーケード版同様の使い方も可能。
また、メガドラパッドと専用コネクタ(移植版チェルノブ同梱の物や相当物)を繋げて対応パッチを当てればキーボードでなくても3ボタン操作は出来る。
現時点で唯一、細部のゲームバランスまでAC版に限りなく近いレベルを実現している移植であり、ほぼ完全移植と言って相違ない。
操作周りがやや惜しいが…。
当然ながら2017年現在ではX68000本体共々非常に入手が難しくなってしまっている。
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