【発売日】 1990年
【発売元】 システムソフト
【開発元】 システムソフト
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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システムソフト・ベータ 【PS4】大戦略SSB [PLJM-17112 PS4 ダイセンリャクSSB]
システムソフト・ベータ 【Switch】大戦略SSB [HAC-P-A839A NSW ダイセンリャクSSB]
概要 (説明は『Wikipedia』より)
大戦略シリーズの一つ。
従来のターン制のデザインから、セミリアルタイム制となり、高度の概念も登場した。
大戦略シリーズは従来、ヘクスで構成されたマップ上で数カ国が争い、国ごとに交替で現代兵器を現したユニット(駒)を動かし、戦闘などを行いつつ、敵国の首都を歩兵ユニットで占領するシステムであった。
本作『大戦略III グレートコマンダー』では1ターンを100カウントに細かく分割し、従来より非常に細かい頻度で処理を進行させ、プレイ感覚をリアルタイム進行に近づけるセミリアルタイム制を採用した。
これにより、移動についての概念が「1ターンに何マス進めるか」から「1マス進むのに何カウントかかるか」と言ったものに変化したほか、強力な攻撃を行えるが攻撃間隔の長い兵器の存在と言った要素や、簡易な兵器は早急に生産されるが軍艦など巨大・精密な兵器の生産にはより時間を要するようになると言った要素も発生している。
また海中、地海、低空、高空と言う高度の概念も導入され、1マスにつき高度の異なる最大4部隊のスタックが行えるようになった。
敵の首都を占領する以外に、爆撃等の手段で耐久力をゼロにしてもその陣営は敗北となり、兵器ユニットは消滅し占領していた都市は中立となる。
操作系としては従来は自軍の部隊全てをプレイヤーが毎ターン細かく手動で操作していたものが、グレートコマンダーでは各部隊に予め命令を与えておき、あとは各部隊がいわば自律的に命令に従って行動を行う形態に改められた。
これらの要素によりゲーム進行はかなり「現実的」となった。
その他マップサイズは128ヘクス×128ヘクスと広大なものとなり、登場する兵器は252種類。
最大4か国戦で争われ、同時には最大で256部隊がゲームに存在できる。
また1部隊に4種までの兵器を混在させ、例えば歩兵を戦車が護衛するかのような「混成部隊」を作成できるようになった。
なお地形については、グレートコマンダーには部隊配置などに必要な金銭を供給する従来よりの都市のほか、資源としての燃料の概念があるため精油所があり、また兵器生産のための工業力を供給するための工場も登場する。
工業力が潤沢に供給されていれば、部隊の生産速度は向上する。
また地上部隊を運用するための基地、航空機とヘリコプターを運用するための空港、艦船を運用するための港のほかに後述の索敵で重要となるレーダー基地も登場している。
各都市にはその種類ごとに兵器ユニットに対する補給や修理・補充能力が与えられており、都市は地上ユニットと短距離離陸垂直着陸機・ヘリコプターに補給を、基地は地上ユニットに補給・修理・補充を、空港は航空機とヘリコプターに補給・修理・補充を、港は艦船に補給・修理・補充を、レーダー基地は短距離離陸垂直着陸機・ヘリコプターに補給・修理・補充を、行えるといったふうに細分化されていた。
補給を行うだけであれば最寄りの都市に立ち寄ればよいだけだが、損耗した部隊に補充を行う必要があると基地まで後退させる必要があるなど、戦術的に複雑な要素となった。
視界と索敵の概念も取り入れられ、自陣営の都市と兵器ユニットが持つ視界の外に存在する敵ユニットを視認したり攻撃を加えたりすることができなくなった。
思いがけない地点から突如、敵の侵攻を受けたり、こちらから視認できていないが敵からはこちらのユニットが視認できていて一方的に攻撃されるといった状況も発生するようになった。
視界はユニットごと・都市種類ごとに海中・地海・低空・高空の4高度それぞれの半径が数値化されており、戦車や歩兵は全高度あまり広い視界を持たず、偵察戦闘車と偵察機は地海に広めの視界を持つ、戦闘機やイージス艦・早期警戒機・レーダー基地は高空に特に広い視界と低空に広い視界を持つ、対潜哨戒機は海中に広い視界を持つといった性格づけがされていた。
したがって、有利に攻略を進めるためには、直接的な攻撃能力が乏しい偵察能力に特化した兵器ユニットを生産配備する必要性も生まれた。
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