【発売日】 1990年
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1990年10月27日に光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売された歴史シミュレーションゲーム。
タイトルの「ランペルール」はフランス語で「皇帝」の意。
PC88版が発売された後、さまざまなパソコン機種や家庭用ゲーム機などに移植された。
光栄の歴史シミュレーションゲームのなかでは補給条件、戦闘時の混乱など幾つかのシビアな条件が加味され、中級者から上級者向けに仕上がっている。
特に隠しシナリオである「エルバ島脱出」の難易度は、同社のシミュレーションゲーム史上屈指とも言われるほど高い。
プレイヤーはナポレオンとなり、欧州全土の制覇を目指す。
当時の光栄作品としては珍しいシングルプレイ(1人プレイ)専用。
ゲーム開始時のナポレオンはフランス共和国の一都市の司令官だが、功績によって最高司令官、第一執政、皇帝と徐々に地位が上昇し、それに合わせてより自由に行動できるようになるキャンペーン・スタイルをとる(各地位時の状態でのスタートも可能)。
地位の上昇と同時に外交・人事などしなければならないことも増える。
また、戦闘画面には地形の高低差の表現(極端な高低差の移動は不可、平地からの砲撃は山が射程を遮る等)、3兵種(歩兵・騎兵・砲兵)ごとの特殊能力の存在、「混乱」の発生、「橋梁」の建設・爆破など斬新なアイデアが盛り込まれた。
「海戦」は数値処理のみであるが、各海域(大西洋、北海、地中海、バルト海の4海域)ごとの保有船舶数で各海域の「制海権」が発生し、制海権がないと、上陸に失敗したり地上戦で敗北したときに撤退ができないなどの影響を与える。
ヨーロッパ全土は46の都市で構成されており、全都市を占領するのがゲームの目的となっている。
都市ごとに史実に即した特徴を持たせてあり、例えば、ロンドンは「産業革命」進行中のために工業製品が豊富で海軍の伸び率はいいが、それゆえ「囲い込み運動」などで農業力が低く大量の食糧を用意できないため「数で勝負」の陸軍が弱い。
一方、パリなどフランス諸都市は農業力が高いために陸軍を編成しやすいが、工業力が低いために海軍が弱く、物資は輸入に頼らざるを得ない。
史実同様、大陸からイギリス向け農業製品を締め出す「大陸封鎖」が可能であり、外交が状況を左右する。
ロシアは史実同様、イギリスの工業製品を必要とするために「大陸封鎖」を破りたがる。
都市によってはスペイン住民のゲリラ闘争やロシア軍の焦土作戦など、自軍に損害を与えるイベントが発生する場合もある。
スペインやロシアでは、ゲリラやコサックにより都市間の補給に支障をきたす可能性が高くなっている。
シナリオクリア(地位上昇)の条件に関係する勝利条件都市は、ロンドン、ストックホルム、コペンハーゲン、アムステルダム、ベルリン、ワルシャワ、ペテルスブルク、モスクワ、ウィーン、ミュンヘン、パリ、ヴェネツィア、ローマ、イスタンブール、リスボン、マドリードである。
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