【稼働開始日】 1980年10月
【発売元】 日本物産
【開発元】 日物レジャーシステム、ジョルダン
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
体一つで高層ビルの外壁を登る「クレイジークライマー」を操り、最上部を目指すアクションゲーム。
最大の特徴はレバーを2本使う独特の操作系。
命綱無しに生身の人間が階の高さが人の背丈以下の高層ビルを登るという荒唐無稽の世界観、他に類を見ない操作体系、斬新なアイデアから高評価を得た。
入力デバイスはレバー2本。
右レバーで主人公の右腕を、左レバーで主人公の左腕を操作し、ビルの窓サッシをつかんで登っていく。
屋上に出現するヘリにつかまるとステージクリア。
途中、妨害されて落下すると1ミスになり、残機を1つ失う。
右レバーを上に上げると右腕を上げ、左レバーを上に上げると左腕を上げる。
上の段のサッシを掴んでレバーを下げる=腕を下げると体が持ち上がる。これを繰り返せば主人公は1段づつ登っていくことが出来る。
逆にサッシを掴んだ状態で腕を伸ばし下の段を掴んで上の手を下げれば一段だけ降りれる。
二段連続で降りることはできない。
これによって、地上に降りることが出来なくなっている(ステージ開始時に4段登っている)。
レバーを左右に入力すると腕を左右にずらすことができ、片手ずつ隣の部屋のサッシをたぐり寄せれば左右移動ができる。
操作を誤って、両手がサッシから離れるとそれだけで落下してしまう。
通常は片手がサッシから離れている状態でサッシを掴んでいる手を離すことはないのだが、登る操作が速すぎると手を滑らせることも。
屋上まで登ればクリア。
その際に、画面上部から飛来するヘリコプターを掴めばボーナス得点。
一定時間ヘリコプターを掴めないでいると去ってしまい、ボーナス得点が得られない(クリアにはなる)。
また、ボーナス得点が初期値の半分になる(時間経過や落下物への接触で減少する)と登頂失敗となる(次のステージには進める)。
その稀有な操作デバイスからくる体感的直感的な操作方法が非常に気持ちよい。
リズム良く左右のレバーを上へと入力するだけで登っていくというシンプルな操作方法なのでとっつき易く、障害物もたいてい(ここ重要)何かしら対処方法があるため、コツさえつかめば誰でも遊ぶことが出来る。
レバーを2本使うゲームは非常に珍しい。
本作および続編以外では、『リブルラブル』や『空手道』などそれぞれ独自の操作性を持ったごく少数のゲームに限られる。
ニチブツのみならずこの頃のゲーム業界ではよくある事だが、BGMが全て(おそらく)無断使用楽曲。
子象の行進、ドラえもんのうた、ピンクパンサーのテーマ、しらけ鳥音頭など。
これらは2017年現在でも著作権保護期間内の楽曲である。
他に類を見ない一品物のゲーム。
単純操作で解りやすいことも相まって大ヒットを記録した。
看板や鉄骨が外壁スレスレを頻繁に落下する高層ビル、窓枠にしがみついている生身の人間に植木鉢を投げ落とすその住人など、まさにクレイジーな世界観で多くの人の記憶に残る一作となった。
本作とムーンクレスタのヒットを受けて、ニチブツはただのコピーメーカーから一人前のゲーム開発企業へと成長して行くのであった。
[game-1]クレイジー・クライマー(最新無料動画を楽しみましょう♪)