【稼働開始日】 1983年
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ、池上通信機
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1983年にてセガ・エンタープライゼス(現:セガ)からアーケードにリリースしたアクションゲーム。
当時としては珍しい、クォータービューの固定画面アクションとなっている。
セガにとってクォータービューを採用したACゲームは1982年にリリースしたシューティング『ザクソン』に次いで本作が2作目となる。
ちなみに『ザクソン』の開発も池上通信機である。
「キャンプ中に寝ているところをいたずらゴリラに放火され、自身も燃やされて怒り心頭な探検家を操り、ジャングルにて余裕しゃくしゃくでくつろいでいるゴリラに復讐する」という、やたら殺伐としたストーリー設定となっている。
一人~二人交互プレイ可能、全4ステージ構成のループ制。
レバー+1ボタン操作。
レバーにて探検家の四方向移動、ボタンでジャンプを行う。
このゲームはクォータービューとなっている影響で、直感的に探検家の操作がし辛い仕様となっており、それを踏まえた移動のさせ方が重要となる。
ジャンプは突進する敵を回避したり、落とし穴や川辺を飛び越えたりする動作となる。
これまたクォータービュー故にジャンプの位置が分かり辛いので注意。
なお、このゲームには敵を倒す手段は一切なく、迫る敵などに対しては回避するしかない。
ステージ内にはいくらかの仕掛けがあり、クリアするにはそれを利用する必要がある。
探検家を操作して画面奥にいるゴリラの元へたどり着けばステージクリアとなる。
ゴリラまでの道のりにて獰猛な敵や落とし穴に遭遇するので、それをかわしながら進む必要あり。
1983年のゲームとしてはグラフィックが非常に華やかで、ジャングルらしさが繊細に描かれている。
ちなみに探検家とゴリラは何故か赤鼻で妙に間抜け面であり、ストーリー設定の物騒さに反してあまり緊張感がないシュールな外見となっている。
BGMに関しては、ステージのメイン楽曲はコンガを多用した原始的な雰囲気を醸し出し、ステージクリア時の楽曲はノリのいい明るい楽曲が流される。
主人公がおっさん容姿の探検家でボスが巨大ゴリラ、それでいてステージのクリア条件が「奥に潜むゴリラの元までたどり着く」という目的なところから、本作はセガ版ドンキーコングと例えられやすい。
それもそのはず、開発元は『ドンキーコング』と同じ池上通信機である。
それ故、画面の所々に池上通信機っぽさ…というか、ドンキーコング臭が漂っている。
ゲーム性もドンキー同様、固定画面にて「奥にいる目標まで達成する」という類似点があり、おそらくは製作者側もあちらを意識して作ったといわれているが、同じ池上通信機なのでやはり意識してのことなのだろう(ドンキーに似すぎないようにという線引きまで含めて)。
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