SF-X(アーケードゲーム◆日本物産)

【稼働開始日】 1983年7月
【発売元】 日本物産
【開発元】 タイヨーシステム
【ジャンル】 シューティングゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1983年にて日本物産が発売、タイヨーシステム開発にてアーケードにリリースされたインベーダー風横スクロールシューティング。

タイトルクレジットには「T.NICHIBUTSU」と表記されている(「T」はタイヨーシステムの略字)。

SF-Xとは「スペースファイターX」の略称。

実はニチブツが生み出した「SF-X」という名のゲームは2つ存在するが…。

全30ステージ構成。

本作はレバーと2ボタン(左方向ショット・右方向ショット)を使用する。

左方向ショットボタンで自機左側にメインショットを放ち、右方向ショットボタンで自機右側にメインショットを放つ。

各ボタンを押すと向いている方向に自機がスクロールする仕様となっている。

有名どころで例えるならば、本作のスクロールの仕方は『ファンタジーゾーン』のそれに近いものとなっている。

ステージクリアの条件は「各ステージにて36体存在する敵を全滅させる」事にある。

本作は横視線シューティングだが、プレイ感覚としては本家インベーダーとさほど大差がないと思われる。

ステージ中に時折、ドクロマークをした茶色の敵が自機に目がけて追尾突進してくる事がある。

この敵に自機が触れても一切のダメージは受けないが、触れる度に自機を押し飛ばして移動の邪魔をしてくる厄介な存在となっている。

無視して何とか振り切ってもすぐにまとわり付いてくるが、ショットで破壊する事で一時的に消滅し、一定時間自機ショットの攻撃範囲が通常の3倍増しとなるパワーアップボーナスがある。

インベーダータイプのゲームは本作と同時期に多くリリースされていたが、大概は固定画面の縦シューティングタイプのものが主だった。

本作はその中でも異色といえる横スクロール型のシューティングであり、珍しい存在といえる。

ゲームとしての完成度は可もなく不可もなく、「敵の動きはきついが遊べない程酷くもない」という至って平凡な出来となっている。

正直なところ、空気同然の存在に落ち着いている作品である模様。

実は本作リリースの前にて、『SF-X』という同じゲームタイトルのゲームがニチブツからACにリリースされる予定だった。

それはロケテスト版として一部のゲーセンにて稼動していた。

それは同社の『ムーンクレスタ』の続編としてのリリース予定だったが、諸般の事情でお蔵入りとなってしまった。

本作はそのお蔵入りとなった『SF-X』というゲームタイトルを流用し、ゲームとしてはムーンクレスタとは一切無関係の完全新作として作られたという複雑な経緯がある。

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