【稼働開始日】 1983年
【発売元】 オルカ
【開発元】 オルカ
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1983年にてかつて存在していたメーカーであるオルカからリリースされたアーケードゲーム。
ゲームジャンルは縦視線のドットイートアクションゲームに該当する。
青虫を操作し、敵昆虫を避けつつも周囲に落ちている食べ物を食べさせ、立派な蝶に成長させるのが目的となる。
本作のゲームシステムは非常に『パックマン』に近い。
「敵を回避しながら、”ナッツ”と”いちご”(ドットアイテム)を回収し、いちご取得後にて敵に触れて倒せる(パワーエサ効果)」というシステムは完全に『パックマン』と一致している。
『パックマン』でいうところのワープゲートがなく、その変わりに90度回転する木の枝が存在する。
1画面ではすべてのフィールドが収まっておらず、青虫の位置によっては画面が縦方向にスクロールする。
他のオルカ作品同様、横画面のディスプレイを採用し、画面右側の約5分の1はスコア表示などに使われている。
ゲーム開始前は「フニクリ・フニクラ」が、”いちご”を取得すると「ウィリアムテル序曲」のBGMが流される。
ステージ内には「ナッツ」と「いちご」が大量に置かれており、それらに青虫を触れさせると食べる事ができる。
すべての”ナッツ”と”いちご”を食べさせればステージクリアとなる。
要はドットイートのそれを連想しておけば問題ないと思われる。
ステージ内には幾つかの「敵昆虫」がおり、青虫に襲い掛かってくる。
もちろん青虫がこいつらに触れるとミスとなってしまうので、できる限りの回避を行わなければならない。
テンポ良くドットを回収してさくさくとステージクリアが可能という小気味良さを持っている。
青虫だった自機が”ナッツ”と”いちご”をすべて食べると即座に華々しい蝶へ変身し、和むステージクリアBGMに乗せて周囲を飛び回る演出がユニークである。
それなりの差別化も見られるが、本作の特徴はどうしても「『パックマン』の模倣作」という印象が強い。
さほど注目がされる事もなく市場から消えてしまった作品であった。
本作リリース後にオルカは倒産してしまい、本作はオルカの事実上遺作となってしまった。
中堅メーカーの事実上遺作が『パックマン』の半ばコピーゲームとはいまいちしっくりこない気もするが、当時のゲーム業界でコピーゲームがリリースされる事はさほど珍しくなかった模様。
オルカ作品のほとんどにいえる事だが、家庭用移殖はされていない。
プレイ環境が極めて限られるのはもちろんの事、本作を紹介しているサイトもかなり少ない。
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