【稼働開始日】 1985年3月
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ
【ジャンル】 アクションシューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
セガ・エンタープライゼス(現:セガ)が1985にリリースした縦スクロールアクションシューティング。
悪の親玉、玉露左衛門にのっとられた寒天城を奪還する為、城のお姫様であり実は忍者でもある、くるみ姫が活躍するというストーリー設定。
某ピーチ姫や魔界村プリンセスなどを筆頭とする「姫様=さらわれる役」というお約束に当てはまらない、数少ない作品である…と思う。
一人~二人交互プレイ可能、全16ステージ構成、ループ制。
忍者となったくるみ姫を操作し、前方の奥に待ち構えるボスを倒せばステージクリアという流れ。
メインは任意スクロールだが、ステージによっては強制スクロールの場合もある。
他のゲームに例えるならば『フロントライン』や『怒』などと近いゲーム性といったところか。
使用コントローラーはレバー+3ボタン。
レバーにて姫の操作、ボタンはそれぞれ前方手裏剣攻撃、任意方向手裏剣攻撃、隠れ蓑の術に使用する。
前方手裏剣攻撃は姫の向きに関係なく必ず前方に手裏剣を放ち、任意方向はレバーとの組み合わせで姫の向きを調整し、その方向に手裏剣を放つ。
手裏剣は敵や壁に当たらなければ画面端まで届く、直進型の飛び道具となっている。
隠れ蓑の術は一定時間無敵になれる効果のある回避行動。
使用回数は無制限だが、無敵時間は短く、術使用中は一切の手裏剣攻撃を放つ事ができなくなるというデメリットがある。
先のステージではこれを駆使しないとまともなクリアは望めない程の存在なので、使いどころをマスターする必要がある。
アイテムの巻物を取ると手裏剣がパワーアップする。
パワーアップ状態では当たり判定が増し、一部の敵貫通と敵弾をかき消す能力が付く。
パワーアップ効果はミスするか、取得したステージをクリアするまで有効。
ときおり登場する得点アイテム取得するとボーナスが得られる。
また、とある場所を姫が通過すると地蔵やカカシが現れ、隠しボーナスが得られる場合がある。
「お姫様が忍者」という設定が前衛的。
しかも和風テイストの世界観なのにゲームタイトルが「忍者プリンセス」という、微妙に洋が混ざっている題材。
ゲームを開始するとお姫様服のくるみ姫が忍者服に着替える(?)シーンがあるのだが、この絵柄が妙に可愛い。
このシーンにときめいたプレイヤーは結構多かったはずである。
しかもミニスカ忍者服なので、ぱんつ丸見え。
当時のセガゲーといえば、SF系、ファンタジー系、レース系といった路線のゲームがメインであったのだが、主人公が女の子というゲームは前代未聞だったらしくセガファンからは「セガ初のギャルゲー」として認知されている模様。
その斬新すぎる発想の多さに、セガは未来に住んでいるとよくいわれているが、実は萌えの最先端をも先取りしていた…多分。
和と萌えとコミカルが入り組んだその外見に目を奪われがちだが、ゲームそのものは極めて真面目に製作されており、普通に遊べる一作である。
難易度の高さで骨が折れるゲームでもあるが、格別に嫌気が差すようなものでもなく、頑張れば1コインクリアは可能なバランスとなっている。
その(当時としては)ぶっとんだ設定からして、ある意味セガだけの為に生まれてきたような存在というのはいい過ぎ、かもしれない。
[game-1]忍者プリンセス(最新無料動画を楽しみましょう♪)