【稼働開始日】 1986年5月
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1986年にコナミからアーケードにてリリースされた橫スクロールアクションゲーム。
後にファミコンを筆頭に定期的にリリースされることとなる『がんばれゴエモンシリーズ』の礎となる記念すべき作品である。
一人~二人交互プレイ可能、2つのパートに別れている全4ステージ構成、周回のエンドレスゲーム。
主人公の義賊・五右衛門を操作し、前半パートはゴール地点まで進めばクリア、後半パートはゴール前に待ち構えるボスを倒せばステージクリアとなる。
前半クリアで置いてある千両箱を盗みキセルで一服、後半クリアで夜の民家に小判をばら撒いていく(この時の演出とBGMも後のシリーズに引き継がれる)。
レバーにて五右衛門の移動操作(左右移動・ジャンプ)、ボタンは2つあり各自、キセル攻撃ボタンとアイテム投げボタンに使用する。
レバーでジャンプするので若干操作に慣れはいるが、それ以外に難しい部分は特になく、1ステージあたりの構造も短い事から、プレイ感覚は至ってテンポよくさくさくで遊びやすいゲームとなっている。
BGMは粒揃い。
特にステージ2の曲はからくり道中のステージ曲として使用されるなど、以後のシリーズを代表する定番の曲になった。
4面クリア(1周クリア)した時のBGMもからくり道中の1周クリア達成演出の時の曲に使用されているなど、後のシリーズに見られる要素が多く存在している。
黒を貴重に、鮮やかな色彩で書き込まれたグラフィックはキャラ・背景共に個性的であり、浮世絵調のデフォルメで独特な和の趣がある。
タイマー代わりの月を叩くと満月が三日月になる、時間切れになると月が落ちてきて当たってミスなど、ところどころで芸が細かくコミカル。
また、後のシリーズでも恒例となる隠れキャラも存在する。
ステージが短く気軽に遊べる半面、熟練を要すれば一周10分以下でクリアできる程にボリュームは薄く、ゲームとしてのプレイバリエーションは決して高くない。
ゲームとしては特に名作という程の凝った作りではないが、さくさくとテンポ良くプレイできる小気味良さがあり、決して完成度が低いわけでなく良くも悪くもカジュアルに作られた一作であると言える。
現在のゴエモンシリーズとは大きく異なる趣を持ちつつ、シリーズの礎となるエッセンスがそこかしこに散りばめられているため、ファンであればやってみて損はないかもしれない。
後の家庭用シリーズと比べると、主要キャラは五右衛門(ゴエモン)位しかおらず、その五右衛門も顔立ちが妙にリアル調で今見ると違和感バリバリである。
どちらかといえば、コミカルな歌舞伎劇といった趣旨の作風で、シュール感が非常に強い雰囲気となっている。
もし、この作風のままで家庭用シリーズ化されていたならば一体どうなっていたのかが気になるところだ…。
[game-1]Mr.五右衛門(最新無料動画を楽しみましょう♪)