【稼働開始日】 1988年1月
【発売元】 データイースト
【開発元】 データイースト
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
独特なセンスで持って迷作・奇作を連発してきたことで有名なゲーム会社データイーストがアーケード向けにリリースした横スクロールアクションゲーム。
独特なプレイ感覚を帯びたゲーム性が特徴だが、それ以上に設定面の不謹慎さで有名となってしまった。
即死制の強制横スクロール2Dアクション。
ショットをメインに進んでいく。
攻撃/ジャンプ/振り返り の3ボタン式。
最大の特徴は「ボス戦以外、チェルノブは強制横スクロールにしたがって走っており、後退することができない」点である。
振り返ることと立ち止まることはできるが、画面端に行くとスクロールに押し出されて走り出す。
攻撃は射撃武器と踏みつけで、射撃はアイテムを入手することで何種類かに切り替わり、角度調節も可能。
敵を踏みつけることで攻撃することもでき、後半面では踏みつけで空中を渡るシーンもある。
ジャンプ(空中制御可)はレバー未入力で垂直ジャンプ、レバー左右入力と同時押しで左右宙返り。
宙返り中にショットで回転射撃。
垂直ジャンプ中か、宙返り終了時に着地してなければ敵を踏みつけ可能。
「UP」という文字アイテム3種はショット性能のパワーアップで、赤が火力、青が連射数、黄が射程。
各3段階まで上がる。
黄色くぶっとい「J」のロゴが入っている、赤い五角形のアイテムはジャンプ力アップ。
他のACTではあまり見られない独特のゲーム性。
独自の操作系のため、地上にいても狙いが変えられる、後退しながら前方に撃てるなど本作ならではのものがある。
STG要素の強いACTでは直接攻撃がない事が多いが、本作では踏む攻撃が可能。
また相手を踏むという攻撃は、要所要所で攻略のカギとなる。
非常にクセの強いシステムではあるが操作性は良好であり、システム面やゲーム性そのものに著しい不備、重大なバグ等もないので普通に楽しめる。
やはり操作性が独特で、慣れるのに時間がかかる。
向きの変更がボタンという他のゲームにはあまり見ない操作系のため難物。
本作を有名作にして最大の問題作たらしめているのが、発売から時代が下った今現在となっては不謹慎にすぎる設定面と演出の数々である。
正式名称は『ATOMIC RUNNER CHELNOV 戦う人間発電所 』。
とにかくタイトルで勝負をかけた危ないゲーム。
折しもアーケード版が発売される 二年前(1986年)、歴史的事件である「チェルノブイリ原発事故」が発生。
だが物騒なタイトルのまま開発されてしまったこのゲームは、稼働と同時に色々な意味で伝説になった。
ただし、当時の時代性が現代とは大きく異なっていることには留意する必要がある。
全てがタイトルに集約されたゲーム。
DECOセンスの極みといえる。
強制スクロール制や妙に浮遊感のあるジャンプなどシステム面での癖が強く、設定面の不謹慎さからも人を選んでしまう点は否めないが、プレイを著しく阻害するような欠点はなく、ゲームそのものを見れば出来の良い作品にはなっている。
家庭用移植版もあるにはあるが変更点がいろいろと多く、全編に漂う独特なノリはやはりAC版ならではのものといえる。
しかしながら、日本国内で原発事故が発生してしまった今、AC版が完全な形で改めて日の目を見ることはまずないであろう。
[game-1]チェルノブ(最新無料動画を楽しみましょう♪)