【稼働開始日】 1989年7月
【発売元】 タイトー
【開発元】 タイトー
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
その昔、擬似3Dというジャンルがあった。
2Dの技術であるスプライトを用い、その名の通り擬似的に3Dを実現したゲームのことであり、ハード性能の限界と理想の間の苦肉の策であった。
しかしながら「本物の」3Dにはない味があるという人も多い。
1985年にリリースされたセガの『スペースハリアー』が大ヒットし、数は少ないながらも各社それに倣った作品を擁立した。
1989年にリリースされた本作もその一つとしてよく語られるタイトルであり、ポリゴン基板が一般化される前の3Dシューティングの集大成的な作品となった。
自機の真後ろ視点で進行するTPSタイプの3DSTG。
勿論強制スクロール。
速度調整は不可能。
自機「インターグレイXsi」を操縦桿型のアナログレバーで操縦する。
手前に引き倒せば上昇し、奥に倒せば下降する。
反応は非常にクイックで、アナログレバー独特のレバーの入れ方により大胆かつ繊細な移動が可能だった。
レバーには上部にトリガーがあり、トリガーと同機能のボタンもついている。
トリガーまたはボタンでショット。
レバー入力と同時にショットを撃つことにより誘導性能のあるショットを発射。
樹形図型ステージ選択式。
ラストステージでは自機がステージ事に違った変化をする。
結末も各ステージ毎にもちろん違う。
シールド制となっており、初期値は5となっている。
敵の体当たり、敵弾、または地形に当たることにより消費し、0の状態でダメージを喰らうとゲームオーバー。
シールドはステージクリア時に1回復し、全面クリア時に残りシールド数に応じてボーナスが入る。
ステージは道が存在する市街・郊外・ビル街・地下道、水上面の運河・海上、建物内の工場・寺院、それと空中となっている。
「夜の街を駆け抜けろ!」のキャッチコピーに偽りなしの、統一された世界観。
ネオン輝く町並は美しく、高速で流れて行く景色は印象的かつ幻想的。
専用筐体左右(モニターの両側)にはパトランプ(パトカーについてるくるくる回転して光る赤いアレ)の中身が内蔵されており、疾走感をあおってくれる。
ただ適当に動き回っていれば良いというわけではない、正確な回避及び迎撃軌道を要求させるミサイル発射・地形配置はなかなか。
全体的にゲームセンターへの出回りが少なく、かつ筐体自体も壊れやすかったことから、稼働当初はマイナスのイメージで見られていた。
だが、良好なゲームバランスはもちろんのこと、印象的な世界観とそれに合わせた疾走感の強い音楽から織りなすゲーム全体の雰囲気、上級者による超人的なパシフィストプレーといった要素の数々でプレイヤーを魅了。
最終的に稼働当初のマイナスイメージを吹き飛ばしたどころか、1991年の「ザ・ベストゲーム」を受賞し伝説の作品として位置づけられた作品。
このゲームの攻略ビデオがかつて新声社(ゲーメスト編集部)から出ており(販売元はキングレコード)、当時のトッププレイヤー達のプレイを収録しているのだが、その内容があまりにも素晴らしいため、メストビデオの中でも屈指の「実用性・魅せを満たした」ものと評価されている。
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