パロディウスだ! 神話からお笑いへ(アーケードゲーム◆コナミ)

【稼働開始日】 1990年4月25日
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 シューティングゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

パロディウスシリーズ第2弾で記念すべきアーケード版第1作目の作品。

だが本作はグラディウスシリーズからまだ独立しておらず、グラディウスシリーズの第5弾扱いだった。

元々はMSXで発売された『パロディウス ~タコは地球を救う~』を大幅にグレードアップしたものである。

そしてサブタイトルも『グラディウスIII -伝説から神話へ-』のパロディ。

なのだが、MSX自体の知名度の低さ、及び初代が他機種に移植されなかった事もあって、本作が元祖扱いされたり”パロディウス”と呼ばれたりすることも多い。

1レバー3ボタン制、ボタンはそれぞれショット・ミサイル・パワーアップと、グラシリーズおなじみのUI。

ビックバイパー・・・本作での設定はたい焼き屋の親父。

タコ(Mr.パロディウス)・・・ねじりはちまきをしている。グラIIの4番装備がモチーフ。

ツインビー・・・ツインビーシリーズの主人公。

ペン太郎・・・『けっきょく南極大冒険』のペンギン(ペン太)とペン子の息子。

3ボタンでの操作が難しいという初心者プレイヤーのために、パワーカプセルを取ったら自動的にパワーアップする「オートモード」が搭載されている。

この場合はショットとミサイルが兼用になり、ベルパワーの一部も兼用ボタンで発動する。

パロディウスシリーズ特有のシステムとして「ルーレットカプセル」がある。

本作でも初代から引き継いで登場し、後の作品にも引き継がれていく。

見た目は普通のパワーカプセルと一緒だが、取ると同時に高速でパワーアップゲージが回転し、パワーアップボタンを押した時に指していたマスのパワーアップを取得できる。

目押しも一応可能。

ツインビーシリーズでおなじみの「ベルパワー」は、初代にもあったが、大幅な変更を加えて本作にも登場している。

特定の敵を倒すとパワーカプセルの代わりにベルが出現。

撃つとベルの色が変化し、取得時の色によって得点や様々な効果が得られる。

過去のグラディウスシリーズをモチーフに、あらゆる要素(時には他社作品さえも)を交えてパロディ化されたステージ。

作りこまれたグラフィックと芸の細かさ。

本作の基板は拡大・縮小が可能なもので、スーパーボムの爆発やOP・EDデモの演出、8面ボス「プーヤン」にダメージを与える度にどんどん膨れ上がって大きくなる演出に取り入れられている。

クレジット音やルーレットカプセル取得時のSE、ちちびんたリカや7面のザコ及びボス「ハニーみかよ」が発するセクシーボイスは、恐らく多くの人がゲームの外(特にバラエティ番組など)で耳にしたことも多いと思われる。

最大の問題点は、外見やノリに反して難易度的にハードルが高いことにある。

それというのも、本作にはリアルタイムでランクが上がる「タイマー難度」が採用されており、そのランク上昇ぶりが後の『バトルガレッガ』に匹敵するほどシビアなためである。

それでも後の『セクシーパロディウス』に比べればはるかにマシではあるが…。

MSXのみで発売され「知る人ぞ知るゲーム」という認識だったパロディウスが、アーケードに進出したことで、一般プレイヤーにその名が知られるようになったきっかけの一作。

それだけに、見た目の派手さに反して爪に火を灯すようなプレイを強いられ、折角のお笑い要素を楽しむ余裕をも奪うほどにランクシステムが足枷となったことは、流石に惜しまれる。

それでもヒットした作品であり、ビジュアル面やBGMはプレイヤーに強いインパクトを残し、多数機種への移植で幅広い層にアピールされ、以降の続編も本作を基準としたものとなるなど、本作の残した功績は間違いなく大きいと言える。

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[game-1]

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