【稼働開始日】 1990年11月
【発売元】 ミッチェル
【開発元】 ミッチェル
【ジャンル】 アクションパズルゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
ワイヤーを射出し、画面上で弾むボールを全て割ればステージクリア、というシンプルな作りのゲーム。
ハドソンがPC-6001で発売した『キャノンボール』を開発元のミッチェルがアレンジした『ポンピングワールド』(海外向けタイトルは『パン』及び『Buster Bros.』)の続編(シリーズ二作目)にあたる作品。
プレイモードは2つ。
全40ステージ面クリア型の「ツアーモード」とゲームオーバーになるまでひたすらボールが落ちてくる「パニックモード」。
操作はレバー4方向で左右移動、梯子の昇降。
ボタンは一つでワイヤーの射出。
たったこれだけ。
ワイヤーはプレイヤーキャラの足元から上方へ一直線に伸びていく。
天井かボール、破壊可能なオブジェクトに触れるまで伸び続け、画面に残っているうちは次弾は撃てない。
ボールには大きさがあり、ワイヤーに触れるたび一回り小さくなって二つ(一部四つ)に分裂する。
一番小さいサイズをワイヤーに当てて初めて消滅する。
ワイヤーのどの部分が触れてもボールは割れるため、先端を当てようと狙う必要は無い。
ボールを割ったり、オブジェクトを壊すなどの行為によって色々なアイテムが出現する。
自機の攻撃方法を変えるアイテムも何種類かあるが、常に最後にとった物が適用される。
自機の移動は基本的には左右であること、破壊対象を下から迎え撃つ形であること(ワイヤーは横には撃てない)、弾が(ノーマル状態では)単発であることからプレイ感覚はあの往年の名作シューティング『スペースインベーダー』に近い。
名古屋撃ちのような真似もできる。
ルールは単純明快、操作もレバー一つにボタン一つと非常にシンプルでとっつきやすい。
正に説明書要らず。
ただしそのシンプルさとは裏腹にゲームは非常に奥深い。
ボールは分裂するし、オブジェクトも足場になったり囲いになったりするのでただ闇雲に撃ちまくればよいと言う物ではない。
またそれぞれのステージにはそれらを見越したかのようなパズル要素が仕込んである。
簡単そうに見えて制限時間が極端に少なかったり、開幕からボールが絨毯爆撃の如く襲ってきたり、足元に隙間が開いていてボールをこぼすと下から襲われたりとバラエティに富んでおり、一筋縄ではいかない。
こう書くとかなり難しそうなゲームのように見えてしまうが(実際難しいのだが)そこに程よくスパイスを効かせてくれるのがアイテムの存在。
一つあるだけで攻略が相当楽になるような有用なものが多く、基本的な高難易度を下敷きにこれらが乗っかることによって、初心者やパズルが苦手な者でも楽しく遊べる間口の広さを作り出している。
ボールから出るアイテムはランダム性がある。
仕様上画面のボールが減れば減るほどミスの危険も減るので、初っ端にストップやバリアなどを引くと難易度が劇的に下がる。
逆に爆弾を引いてしまうと大抵どうにもならない。
見た目の単純さとは裏腹に、手も目も頭も(もちろんよい意味で)忙しいゲーム。
ステージが進むごとに緻密なキャラ移動や正確な射撃、有効な破壊手順やルート構築など色々な要素が要求されるようになるので、プレイすれば自ずとジャンルの定義が曖昧になってしまう理由もわかってもらえるだろう。
アーケードの筐体はもう現在では見ることはかなり困難だが、簡単で分かりやすい&序盤の難易度は低いため、小規模なゲームコーナーなどでは意外に残っていたりもする。
[game-1]Super Pang(最新無料動画を楽しみましょう♪)