概要 (説明は『ピクシブ百科事典』より)
桃色の雲の体でできた入道の妖怪。
雲で覆われた人間の老人男性のような頭と、人間と同じ形の拳を持ち、それ以外の体のパーツを現したことはない。
ちなみに顔のデザインは、雲ゆえか初登場の『星蓮船』内でも立ち絵と弾幕時の2つの場面でデザインが大きく異なっており、安定していない。
「入道を使う程度の能力」を持つ入道使いの妖怪雲居一輪に使役される形で登場。
一輪とは常にコンビを組んでおり、弾幕勝負も彼女の弾幕の一部として参加している。
雲山単体では出演していない。
見た目通り男性(?)であり、東方Project作品では森近霖之助に続いて史上二人目の、公式イラストを持つ男性キャラクター。
そして、シリーズ史上初『正式に』弾幕ごっこに参加した男性キャラクターでもある。
※旧作の玄爺もゲームには参加しているが、当時はスペルカードルールが制定されておらず、非想天則の大ナマズは雲山より先に弾幕ごっこをしているが正式に参加したと言えるかは微妙。
普段の雲山は一輪と共に命蓮寺で暮らしており、人間の頭と同じか少し大きめのサイズになり、頭部のみで浮いている。
一方戦闘時は動き回る一輪の横について拳やビームを飛ばし、巨大化してゲーム画面を覆い尽くす。
一輪とのペア性は作中での表記である「 雲居一輪&雲山 」にもみられており、作中で人数などをカウントする際には雲山も一人分としてカウントされる。
例えば『憑依華』の自由対戦モードにおいて任意の完全憑依コンビを構成した際に形成される二つ名での人数の表記にそれがみられ、雲居一輪&雲山とその他一名以上のペアによる完全憑依コンビの二つ名の名称は「~三人/ ~trio」(または「~四人 / ~quartet」)となる。
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【種族】 |
入道(見越入道) |
【二つ名】 |
大山鳴動の大入道(茨) |
【能力】 |
形や大きさを自在に変える事が出来る程度の能力 |
バックストーリー (説明はピクシブ百科事典』より)
『東方求聞口授』にて、一輪との出会いが明らかとなった。
それによると雲山の正確な種族は、数ある入道の中の見越入道とのこと。最初は足元だけ見える僧侶として現れ、顔を見ようとして見上げようとするとどんどん巨大化し、最後には相手の首を切り落としてしまうという恐ろしい妖怪である。
雲山は一輪と出会うまで普通の見越入道として人間を喰らっていた。
その頃人間でありながら肝の座っていた少女・一輪は、人喰い妖怪の雲山に一泡吹かせてやろうと考え、雲山に会いに行った。
足元しか見えない僧侶が現れると「ははーん。出たわね?」と余裕たっぷりに構え、顔を見上げないよう用心しながら「見越入道、見越したぞ!」と見越入道を撃退する呪文を叫ばれ、雲山は敗北。
本来はこれで妖怪退治は解決、入道は消える筈なのだが、完敗したショックと肝の座った少女に感服した雲山は、一生彼女を守っていくと覚悟したのだった。
そして雲山がそばにいることで一輪は妖怪を怖れなくなり、時に人間に嫌われ、いつしか彼女自身も妖怪になる波乱万丈の人生を歩ませる事となる。
それから千年以上一輪と共に過ごしており、地底世界に封印された経緯もある。
古明地こいしとはこの時に面識があり彼女からは「見越入道のおじさん」と呼ばれている。
ちなみに、目の前に居て話し掛けられている状況でも一輪が認識する事ができなかったこいしを、雲山は「目の前に誰か居る」と言う形で察知出来ていた。
現在の雲山は、見越入道を廃業したらしい。
そのため人間を襲うことは無く、人間友好度は高い。
そして彼もまた、千年前から聖白蓮を慕う者の一人である。
年齢が千歳以上確定であるにもかかわらず二ッ岩マミゾウから若造扱いされた。
●性格 (説明はピクシブ百科事典』より)
頑固親父だが、無口。
まさに「時代親父」である。
しかし根は優しく、曲がったことが嫌いで正々堂々としている者を好むようだ。
一輪曰く「雲山が嘘を吐く筈が無い」。
義理堅いが頭も固いので、そこは要領のいい一輪がうまく制御している。
『星蓮船』『心綺楼』では一輪に通訳してもらう形で霊夢たちと話しており、直接の台詞が無い。
だが別に喋れないわけではなく、ただ単に声が小さいだけ。
……らしいが、豊聡耳神子にも喋らないのかと言われているほどである。
性格は意外とシャイ(きゃら☆めるインタビュー。ZUN談)。
東方キャラの中ではかなりの萌え設定である。
一輪が通訳した台詞によると、強い者に敬意を表し、弱い者いじめを咎める、誠実な人物である事が窺える。
●形や大きさを自在に変える事が出来る程度の能力 (説明はピクシブ百科事典』より)
自身の体を膨張・縮小させることができ、さらに頭と拳は一度にいくつでも作り出せる。
拳で敵を殴りつけているので雲は硬質化できるようだ。
雲の体らしい能力だが、体の色を変えることが出来ないため、他人を騙す目的で化けるといった真似は出来ないようだ。
しかし能面を実物大で形作るという細かい事は出来るので、器用ではある様子。
体の雲から電気を発生させることも可能。
弾幕アクション作品では形状変化によって白蓮の所持する魔人経巻が展開されている状態のような形になる事も出来、一輪との立ち絵などにその姿が見られている(例えば『深秘録』)。
巻物の端には変化前の雲山の腕がそのまま残っているなど雲山の変化ならではの特徴もある。
体の色を変えられないためか魔人経巻のカラフルな色合いについては再現されておらず、雲山のボディカラーのまま。
木魚や鐘を打つ一輪のためにそれぞれの仏具の即席の台座になったりもする(このときの雲山は先述のような頭部のみの状態)など、愛嬌のあるアクションも多彩にみられている。
[touhou-4]二次創作 (説明はピクシブ百科事典』より)
単体イラストも無い事はないが、大半が一輪といっしょに描かれたイラストである。
普段女の子以外を描いた事の無い絵師が描こうとするからなのか、それとも単に男性キャラクターであるからなのか、雲山の絵はとにかくネタ絵が多いのが特徴。
もちろん本気イラストもある。
しかし妙齢の男性キャラの姿をしているうえ、もはや人外と言える造形をした雲の体なので、描き手の技術が試されるキャラである。
原作での雲山は頭と拳以外を出した事が無いのだが、二次創作のイラストでは、腕や肩、胸、下半身まで追加される事が多い。
ちなみに雲山には耳が無い。
デザインは、極端なデフォルメから写実的なものまで、比較的自由に描かれる事が多い。
形を自由に変えられる能力を活かして、女体化させてみたり。
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