『宇佐見菫子』(東方Project)の動画を楽しもう!

概要 (説明は『ピクシブ百科事典』より)

東方深秘録にて、オカルトボールを幻想郷へ送り込んだ張本人。

関東在住。

東深見高校一年の女子高生であり、自身を「超能力者」と称している。

「ひみつをあばくもの」・秘封倶楽部初代会長を自称する。

彼女は頭脳明晰であり、他の人間とは違って超能力が使え、おまけにあらゆる情報をネットで得られる時代による全能感もあって、他の人間を見下している。

さらに友達作りは群れたがる奴らがすることだと考えているために仲間もいない。

東深見高校に進学したあとは、霊能サークル会長を名乗り、意図的に周囲の人間を寄せ付けないようにしていた。

あるとき幻想郷の存在を認識した彼女は、幻想郷の秘密を暴くことに執念を燃やし始める。

なんとか侵入を試みるも幻想郷の大結界に阻まれ、滞在できる時間はごく短いものであった。

そこで彼女は外の世界の聖地の石を加工して作った、高い霊力を持つパワーストーン(=オカルトボール)を幻想郷に放った。

外の世界の土地に根差した霊力を持ったパワーストーンを幻想郷の人間や妖怪に集めさせることで、常識と非常識の結界を破綻させ、幻想郷を内側から破壊させようという目論見である。

幻想郷中に「オカルトボールを7つ集めると何かが起こる」と噂を流したのも彼女である。

しかし幻想郷もタダではやられない。

茨木華扇がオカルトボールの違和感を察知し、結界が破壊される前にボールを集めた者を外の世界に送り込むことで、大結界の破壊を防ぐことに成功する。

こうして菫子は霧雨魔理沙を皮切りに多くの人間・妖怪と戦うことになった。

戦闘では超能力でバス停や標識、岩盤などを相手にぶつけて戦う。

空中浮遊に始まりサイコキネシス、パイロキネシス、テレポートと、超能力者らしく多様な能力を使いこなす。

しかし戦闘慣れしているわけではないようで、素手での格闘では必死にヒップアタックをしたり、両手でポカポカと叩く(可愛らしいSE付)など、素人らしいモーションになる。

菫子のアクション・モーションには単純に超能力的・オカルト的要素を表現したものばかりでなく、多分にユーモアを含んだものも多い。

ポカポカやヒップアタック、帽子からハトを出す、マジシャンのような決めポーズをとる、またはよろめきの際の眼鏡の曇りなどである。

『深秘録』のテーマには、「 旧時代の都市伝説 」とともに「 ユーモラスで胡散臭さを含んだオカルト楽園 」がある。

パンダカーによるアクションもまた、ユーモアとレトロさを表現した演出なのかもしれない(ただしパンダカーは現役で活躍中の遊具)。

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【種族】
女子高生(人間)
【二つ名】
深秘を曝け! 秘封倶楽部初代会長(深)、奢侈文弱な女子高生(茨)、神秘主義で扱いに困る女学生(憑)
【能力】
超能力を操る程度の能力
【テーマ曲】
ラストオカルティズム ~ 現し世の秘術師

その後 (説明はピクシブ百科事典』より)

今までの生活が激変する。

幻想郷で起きた数々のやりとりが功を為したのか「友達を作るのも悪くない」と考えるようになった。

そして幻想郷のことを内側に秘めたからか、彼女は寝ている間だけ幻想郷に入れるようになった。

霊夢と会った時は精神だけが入り込んだために接触はできなかったが、以降の対戦時は普通に接触できるようになっている。

夢の中で負った傷は外の肉体にも反映されているようだ。

ただ、あまりにも幻想郷が楽しいために、学校の授業中であろうとお構いなく頻繁に寝て過ごすようになってしまい、実生活に若干支障が出ているようだ。

ただし肉体の筋力は落ちる事が無くむしろ鍛えられており、学業もその成績の優秀さに陰りは無いようで、これが周囲からは不思議がられているようである。

菫子は、「眠ってばかりなのに成績優秀な生徒」が新たに学校の七不思議の一つに列せられそうだとも語っている。

『東方茨歌仙』では菫子の夏場の学校生活の一幕が描かれている。

菫子の通う「東深見高校」についてその具体的な所在地は作中では語られていないが、「東深見」を地名と見る場合、神奈川県に「深見」または「深見東」(大和市)という地名がある。

後日談 (説明はピクシブ百科事典』より)

茨歌仙29話で、彼女が寝ている間だけ幻想郷に入れるようになったのは、彼女の超能力などではなく、「夢幻病」という症状であることが判明した。

今の菫子は「夢魂」という、菫子が本来見るはずの夢が菫子から遊離してしまうようになってしまい、夢幻病と夢魂の遊離を同時に発症してしまっている。

夢魂は単に浮遊するだけでなく、夢魂に触れた人物に、菫子が本来見るはずだった夢を見させるという特徴を持っている(例:魔理沙は夢魂に触れた後、その場で眠りに落ち、菫子が本来見るはずだった夢を見た)。

さらに菫子は、日常生活に支障を来たすほど幻想郷に入り浸り、夢と現実の境界が曖昧になりつつある。

夢魂が菫子から遊離するようになった理由は、深秘録で菫子がドッペルゲンガーの怪をオカルトとして使用していたためである。

本来なら菫子は現実世界と夢の世界を切り替えないといけないのだが、夢幻病によって常に現実を体感しており、本来の夢が失われている。

今の状況が深刻化すれば夢魂は菫子からどんどん遊離していき、いずれは菫子のドッペルゲンガーのような存在になる可能性がある。

香霖堂第一回では霖之助に不要な道具を持ってくる約束をした。

霖之助にとって現役で使える外来品は喉から手が出るほどの一品であり、彼女との出会いは商品が売れることよりずっと価値のあるものだったと語っている。

東方茨歌仙と東方香霖堂で、茨木華扇と香霖堂で待ち合わせをしてお互い頼みごとをしている場面がある。

華扇からは外のもの持ってきてほしいとか、逆に菫子からは幻想郷の面白いところに連れて行ってくれといった簡単な内容から内密なものまで幅広い。

菫子は以後も幻想郷で活動を広げており、華扇らとともに霊夢を元気づける意味も込めてオカルト的な実験を行ったり(『茨歌仙』)、射命丸文の取材を受けたりしている(『香霖堂』、『東方文果真報』)。

文新作の「週刊誌」である「文々春新報」では菫子関連記事は誌面トップのスクープとしても扱われており、菫子をめぐる幻想郷の要人や住民たちへの取材も敢行している。

菫子本人に対しては霊夢を交えてのインタビュー対談も行われた(『文果真報』)。

容姿 (説明はピクシブ百科事典』より)

やや癖のついた茶色い髪と瞳、赤のアンダーリムの眼鏡をかけているのが特徴で、東方史上三人目の眼鏡っ娘。

菫子本人は、あまり自分の容姿には自信がない様子。

蓮子とそっくりなデザインの黒の帽子を被り、黒色のマントに白手袋という、マジシャンを思わせる服装をしている。

マントの裏地は赤色であり、ルーン文字が浮かび上がっていて、対戦画面ではこのルーン文字が常時上方向に移動する。

異変後、学校の授業中に居眠りをして幻想郷に遊びに来た際には、このマントを羽織っていなかった(マント脱ぎ菫子)。

マントの下には、菫色のチェック柄で、Pコート状のベストと、同じくチェック柄の長めのプリーツスカート、インナーには白色の長袖スクールシャツを着ている。

足元については、脛方向一カ所にリボンが付いた白色のスクールハイソックス、焦げ茶色のローファーを履く。

襟元にはループタイ(ロープタイ、ポーラータイとも)を結び、正面の留め具には上着のボタンと同系色の飛行機様のアクセサリを使用している。

造形は飛行機の他今日のロケットの形状・設計コンセプトにも似ている。

この形状をみるとき、「ナスカの地上絵」の一つに同様のデザインのものがあり、ナスカの地上絵は世界遺産にしてオカルトの一種として語られる事もあるものである。

さらにナスカの地上絵は作中でもオカルトボールの一つとして登場しているなど関わりがある。

小道具としてゼナーカード(カードを伏せてそのカードの絵柄を当てさせることで透視の適正を調べる事が出来る。ESPカードとも)、頭蓋骨(実物かは不明)、水晶などを持っている。

一部のスペルカードを使用する際には、金色で六芒星マークが入った黒色のタブレットや、勝利ポーズで自撮りする際にスマートフォンを操作してる事が確認できる。

なお、スマートフォンは、幻想郷に侵入して古明地こいしに撃退された際に落としてしまい、こいしの手に渡っている。

この内タブレットについては黒色のその背面には黄色・金色の系統と思われる色彩で丸で囲まれた六芒星の意匠が描かれている。

作中では対戦モードなどにおける<念力「サイコキネシスアプリ」>のスペルカードのデザインとしても描かれている。

これは『深秘録』のサウンドトラック作品である「深秘的楽曲集 宇佐見菫子と秘密の部室」のジャケットデザインに描かれたタブレット端末と思しき機器でも見て取ることができる。

なお、このカラーリング及び基本デザインは実際の書籍である『グリモワールオブマリサ』のハード部分(カバー下)の背面装丁とコンセプトが同様のものである。

『グリモワールオブマリサ』は作中では魔理沙が幻想郷特有の「遊び」である弾幕を独自に研究したその名の通り「魔理沙のグリモワール」であるが、菫子が同種のデザインによるタブレットを通してスペルカード等のかたちで弾幕的な力を行使する様子を見る時、あるいはこのタブレットは『深秘録』時点では「菫子のグリモワール」と言えるかもしれない。

この他「秘密の部室」ジャケットイラストでは脚を組んで着座した菫子が描かれており、この際も上記の服装による。

ただしマントは身に着けておらず、サイドテーブルに掛けられている。

加えて同作品付属のクリアシートにも先述のループタイの留め具と同様のシンボルがデザインされている(正面向かって最左のものがデザインに最も近い)。

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二次創作 (説明はピクシブ百科事典』より)

菫子は『深秘録』以前と以後で大きく生活が変わるため、生い立ちなどを含めて幻想郷に挑む前の菫子と、従来の外の世界での生活と幻想郷での生活の両方を得た菫子について、二次創作でもその両方が描かれている。

『深秘録』以前では「秘封倶楽部」設立に至るまでの心理的背景、人間関係、自身の能力との関わり方など、『深秘録』以後では幻想郷でのにぎやかな交流、あるいは幻想郷の恐怖に触れる体験、はたまた外の世界での菫子個人の成長などに関する想像の展開がその一例である。

菫子にまつわる視点は広く、さらに後述の秘封倶楽部全般との関連もあって、菫子にまつわる二次創作の展開視点は時間的・空間的にも広域、時にはその両者があいまいになるようなトリッキーなものもある。

また菫子の秘封倶楽部設立にも関わる『深秘録』時点における他者への拒否という点から「孤独」という方向性が想像されることもあり、いわゆる「ぼっち」ネタ、あるいは孤高としての菫子なども想像されている。

こちらは方向性や展開方法によってによって好みが分かれるので注意。

外の世界など広義の「結界の外側」という意味での外来の存在がその主格になることのなかった『深秘録』以前かつWindows版以後の東方Project全般では菫子の存在と活動は革新的であり、そのアクティブなキャラクター性も相まって二次創作でも多様な想像が展開されている。

カップリングなどについては先述のように主に『深秘録』の経緯等から妹紅との関係が特にメジャーなものの一つ。

霊夢(菫霊)や針妙丸(針菫)などとの各々テイストの異なる関係性についても想像が広がっている。

『香霖堂』を通しては『深秘録』以後から想像されていた霖之助とのカップリング(菫霖)の可能性もより広がっている。

菫子の登場によって最大の衝撃を受けた上海アリス幻樂団全般に関わる二次創作ジャンルは、おそらくは菫子以前からの「秘封倶楽部」関連である。

それまで時間的つながりや空間的つながりまでも不明であった東方Projectと「ZUN’s Music Collection」について、菫子が「秘封倶楽部」という明確な要素を伴って登場したことで、菫子ショックともいえるような強い衝撃を与えた。

蓮子とメリーの秘封倶楽部は二次創作において広く濃く深く多様に展開されてきたが、菫子の登場によってさらなる可能性の広がりを得ており、蓮子とメリーの二人の秘封倶楽部としても、菫子を交えた三人の秘封倶楽部としても、あるいは菫子だけの秘封倶楽部としても、その創作の在り方もさらに拡張している。

例えば両者の秘封倶楽部についてはその「出会い方」(あるいはその可否含め)がまず想像のスタートとなることも多く、菫子と蓮子・メリーの接触の在り方が二次創作でも多様に想像されている。

菫子の幻想郷での冒険譚が幻想郷側を軸に、蓮子とメリーの秘封倶楽部との交流が外の世界を軸にすることが多いのに対し、そもそも現在でも外の世界との関連が指摘されている紫との関係性では特に二つの世界の境界をまたいだ、それさえも曖昧になるような想像が展開されることもある。

菫子もまた、二次創作において関連が想像されている紫と蓮子・メリーの三者の間柄、または先述の東方Project全般の二次創作に見るカップリング的視点も含めた菫子と紫という二者間においても、独自のスタンスから関わることがあるのである。

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