概要 (説明は『ピクシブ百科事典』より)
上海アリス幻樂団制作の弾幕STG「東方Project」の音楽CD及び関連書籍に登場するキャラクターである。
初出は弾幕STG「東方Project」の音楽CD『幺樂団の歴史1 ~ Akyu’s Untouched Score vol.1』。
その後は書籍作品『東方求聞史紀 ~ Perfect Memento in Strict Sense.』にて作中作「幻想郷縁起」の著者として登場している。
さらに、その続編『東方求聞口授 ~ Symposium of Post-mysticism.』でも、作中で行われる対談の主催者として登場した。
ちなみに、音楽CD『幺樂団の歴史』シリーズは、阿求が「幻想郷縁起」に記録した音楽であるという設定。
「幺樂団の歴史」はPC-98版(東方旧作)と通称される作品群で使用された楽曲をセルフアレンジ含め収録したものであり、阿求は『東方紅魔郷』以降のwindows版と世界観は連結しているとされながらも多くが語られていない東方旧作について、両世界観を音楽の面で繋ぐキャラクターでもある。
人間の里にある名家「稗田家」の当主であり、九代目「御阿礼の子」。幻想郷の妖怪についてまとめた書物「幻想郷縁起」を編纂するため、千年以上前から転生を繰り返している。
幺樂団の演奏と紅茶がお気に入り。
又、兎鍋が大好物。
ファンからの愛称はあっきゅん、AQNなど。
キャラクターの元ネタは『見聞きしたことを忘れぬ力を持っていたといわれている』稗田阿礼で、阿求はその9回目の転生体である。
転生体の御阿礼の子は男女別々に阿礼男・阿礼乙女の称号がある。
性別の決定条件は不明(閻魔が用意する)だが、両方とも経験済みの模様。
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【種族】 |
人間 |
【二つ名】 |
幻想郷の記憶、九代目のサヴァン(鈴) |
【能力】 |
一度見た物を忘れない程度の能力 |
【テーマ曲】 |
阿礼の子供 |
容姿 (説明はピクシブ百科事典』より)
しばらく詳しい服の構造が不明だったため、黄色い着物、若草色の羽織だと考えられていた。
しかし東方鈴奈庵にて若草色の着物の上に、袖の部分に花が描かれた黄色の中振袖の着物を艶姿のような感じで重ね着しており、その上で赤い袴(行灯袴)を履いているということが判明。
ルーズソックスのような足袋も履いており、いわゆる女学生の外見そのものに少しアレンジを加えて洋的要素が入った、といえば分かりやすいか。
同マンガで登場した本居小鈴も着物自体の着方は重ね着を除いて変わらない。
髪は紫色で、花の髪飾りをつけている。(正式な花の種類は不明。山茶花の一種と思われる)
髪の毛の長さは、CDジャケットだと幺樂団の歴史1ではおかっぱだが、2~3ではセミロングになり、4で一度おかっぱに戻り、5でまた少し短めのセミロングとなる。
前髪もジャケットによって微妙に異なる。
東方香霖堂と東方鈴奈庵での時期は髪を伸ばしておりセミロングになっている。
この他『鈴奈庵』では夏場の服装と思われる、長袖部分が薄い生地またはシースルーのような状態の仕立ての服装が描かれている。
コマによっては肩や腋まで透けて見えてるようにも見える。
この長袖は同エピソード中で本居小鈴も同じような素材(仕立て)のものを着ており、人里における女性向けの夏服の仕立ての一つであるのかもしれない。
また、『鈴奈庵』単行本裏表紙(カラー)では袖色が黄色ではなく桃色に近い風合いとなっている。
●性格 (説明はピクシブ百科事典』より)
登場した作品によって立場や出演方法が異なるため、複数の表情が見られる。
阿求にとって「幻想郷縁起」の改訂や編纂などはその生の中心に据えられたテーマである。
それは御阿礼の子としてその生を繰り返す中でも大切にしているものである。
そのため、「幻想郷縁起」そのものの編纂、さらにそのための取材や研究などには非常に積極的である。
その熱意は記述の内容にとどまらず一つの読み物としての性質の向上を目指すという姿勢にも現れている。
阿求は自身による「幻想郷縁起」の編纂に際して、言葉遣いの変更や章立てなどの構成、記述内容の方向性(対象者の生活や性格など、よりパーソナルな部分の記述)等についてより近代的な読みやすさを目指し、従来の「幻想郷縁起」路線に変化を加えたとしている。
ここには「幻想郷縁起」をさらに良いものにしていこうという熱意と、転生を経ての長いキャリアを持ちつつも時代の流れを見、新しい試みを積極的に導入するという阿求のフレッシュな心性とが表れている。
加えて執筆だけでなくその調査(実地や文献など)にも積極的で、新しく幻想郷にやってきた実力者たちの会談を設定し、対話形式で生の声に接することによる新たな記録づくり(『求聞口授』)に挑んでみたり実際に記録対象者の生活圏やテリトリーといったものに飛び込んでみたり(『東方儚月抄』)と、実践的な高い行動力も見せる。
一方、その境遇に関する阿求の想いも語られており、自身の過去における悲しみや不安、あるいは未来への展望など、阿求という一人の人間の想いもまた同時に垣間見る事もできる(「幻想郷縁起」)。
●寿命 (説明はピクシブ百科事典』より)
転生が不完全なのか、転生による過剰な知性が負担となるのかは不明だが、どの転生体も30年前後しか生きられない。
そして次の転生までの100年あまりは地獄の閻魔の下で働く。
東方Projectには人間以外のキャラクターが多く登場しており、そのため長命な存在である者が多い(不老不死や、そもそも亡霊だから死んでいるという場合もあるが)。その中では阿求は例外的に短い寿命が明記されている珍しい存在といえる。
転生を繰り返すため死を恐れる様子はないが、人間関係がそのたびリセットされるのを残念がっている。
しかし、現在の幻想郷は妖怪とも友好的になっており、妖怪の知り合いが増えたことから次の転生でも知り合いがいると喜んでいるようだ。
このただでさえ短い寿命に、幻想郷縁起の執筆や転生の準備(数年の月日が必要なもの)などで忙殺されるため、人間らしい生活はほとんどおくることが出来ない。
このことをもとに、二次創作では悲劇のキャラクターとして描かれることがある。
もっとも、転生も縁起の編纂も全て自分の意思で行っていることであり、寿命に関しても転生体としての人生を総合すれば、幻想郷における普通の人間よりは遥かに長生きしている方とされる(阿礼から阿弥までで30年×9回=270年前後は生きていることになる)。
『求聞史紀』などを見る限り、本人は自分の境遇に対してあまり不満は無いように見える。
[touhou-4]二次設定 (説明はピクシブ百科事典』より)
幻想郷縁起で抉るような毒舌、特に妖精に対しては手厳しい物言いを書き記している。
猛毒のような毒舌から、なにかを企んでいる悪役、腹黒属性として扱われる場合もある。
もっとも、戦闘力が皆無のため戦いに持ち込まれる話にはなりにくい。
とある動画で阿求が言った「稗田なめんな」というセリフは一時期話題を呼んだ。
確かに知性が高い分体が弱いと明記されている。
この体の弱さを寿命として解釈するか、病弱な体を引き摺るように各地を巡ったか、具体的なところは判っていない(パチュリーの喘息のように、症状は明記されていない)。
そのため受け取り手の解釈の幅が広く、『体育を貧血で休みがち~いつ死んでもおかしくない』レベルまでよりどりみどりである。
諸星大二郎の稗田礼二郎シリーズ風に描かれることも。
実は絵師によって彼女の外見が別れてくる。
幼女っぽく描いたあなたはおそらく音楽CDや書籍関連からの影響。
もしくは、幼さを出して大人しい子供の雰囲気を出したいから。
・・・もしかして、ロリコン?。「このロリコンどもめ!」
少女っぽく描いたあなたはおそらく知性的ということでそういう雰囲気を出したいから。
もしくは容姿端麗になりやすいキャラな為、原作絵の幼い感じより長生きできないという設定を生かした儚げさを出したいから。
そこまで考えてる人はキャラよりも絵を描きたいという人。
このように、絵師によって幾分も外見が変わってくるキャラである。
胸の大きさはともかくとして、ここまで身長や顔立ちまで変わってくるキャラは東方キャラがいくら多いと言えども彼女ぐらいだろう。
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